地元を離れる時に聴きたい上京ソング。東京をテーマに制作された曲

生まれ育った故郷を離れて上京する時の心情を歌った楽曲は、家族や友達への感謝の気持ちが込められていたり、夢に向かう覚悟を描いた曲がありますよね。

どこか切なさや情熱を感じられる曲を中心に、地元を離れる時に聴いてほしい楽曲をピックアップしました。

世代を越えて愛される名曲をはじめ、東京などの都会に出て行く時の感情を歌った曲を紹介していきますね。

1人きりで街へと移動する場面で聴きたくなる、温かいメッセージが込められたナンバーをぜひ聴いてみてください。

地元を離れる時に聴きたい上京ソング

■上京タワー / MOROHA

MOROHAの『上京タワー』は、夢を追いかけて上京したものの、現実に直面し葛藤する若者の心情を歌った楽曲です。都会の光と影を表現した歌詞は、多くの人の共感を呼んでいます。特に、夢と現実の間で揺れ動く主人公の姿は、上京を経験した人にとって、胸に刺さるものがあります。また、力強いメロディーとアフロビートの要素を取り入れたサウンドは、聴く人の心を奮い立たせてくれます。夢を追いかける人、現状に迷っている人、すべての人に聴いてほしい一曲です。

■上・京・物・語 / シャ乱Q

シャ乱Qの『上・京・物・語』は、1994年にリリースされたシングルです。当時まだ無名だった彼らにとって、メジャーデビューの瀬戸際にリリースされた重要な曲となりました。作詞作曲を手掛けたつんく♂さんは、上京して夢を追いかけるも挫折し、故郷へ帰る男の心情を歌にしました。軽快なメロディーとは裏腹に、夢破れた男の哀愁や葛藤が描かれており、聴く人の心に深い余韻を残します。特に印象的なのが、間奏部分で演奏されるギターソロです。哀愁漂うメロディーは、歌詞の世界観をさらに深く表現し、聴く人の感情を揺さぶります。『上・京・物・語』は、夢を追いかける全ての人々に勇気を与えてくれる、シャ乱Qの代表曲の一つと言えるでしょう。

■東京 / くるり

くるりのメジャーデビューシングルである『東京』は、1998年にリリースされました。岸田繁さんが、上京して感じた不安や葛藤を歌った曲として知られています。軽快なギターサウンドに乗せて歌われるメロディーは、どこか懐かしさを感じさせます。歌詞には、田舎から都会に出てきた主人公の視点で、東京の風景や人々が描写されています。大きな都会の中で自分がどこにいるのか分からなくなるような、主人公の不安な気持ちを表現していると言えるでしょう。『東京』は、上京した人だけでなく、誰もが共感できるような普遍的なテーマを歌った曲です。

■遠く遠く / 槇原敬之

槇原敬之さんの『遠く遠く』は、1992年にリリースされたアルバム『君は僕の宝物』に収録された楽曲です。故郷を離れて都会で暮らす主人公が、遠く離れた故郷や友人たちを思い浮かべる心情を歌ったバラードです。ピアノとストリングスを中心としたシンプルなアレンジで、槇原さんの歌声が温かく響いており、春に訪れる故郷の風景を鮮やかに描き出し、聴く人の心に情景を浮かべさせます。都会生活の孤独や葛藤を感じながらも、故郷や大切な人たちへの思いを胸に、前向きに進んでいこうとする主人公の姿が、多くの人々の共感を呼ぶ楽曲です。

■東京の夕焼け / back number

back numberの『東京の夕焼け』は、2015年にリリースされたアルバム『シャンデリア』に収録されています。この曲は、東京という大都市で暮らす人々の孤独や葛藤を、夕焼けを背景に描いた作品です。清水依里さんの力強い歌声が、都会の喧騒の中で生きる人々の心情を表現しています。歌詞には、東京の街を象徴するような風景が描写されています。『東京の夕焼け』は、都会の生活に疲れを感じている人々に、共感とエールを送るような作品と言えるでしょう。

■TOKYO / YUI

YUIの『TOKYO』は、2006年にリリースされたシングルです。福岡から上京したYUIさん自身の経験を基に、夢を追いかける少女の葛藤と決意を歌った曲です。ギターのストロークと力強い歌声が印象的なロックナンバーで、夢への不安や迷いながらも前に進む主人公の姿が描かれており、歌詞の内容は夢を追いかける人々に勇気を与えます。『TOKYO』は、YUIさんの代表曲として多くのファンに愛されており、ライブでも定番曲として演奏されています。現在も、夢を追いかける人々にエールを送り続ける、時代を超えて愛される楽曲です。

■東京一年生 / 竹原ピストル

竹原ピストルさんの『東京一年生』は、夢を抱いて上京した主人公の葛藤と成長を描いた楽曲です。都会の喧騒に戸惑いながらも、夢を諦めずに奮闘する主人公の姿は、多くの人の共感を呼んでいます。会の厳しさや孤独、夢と現実のギャップに直面しながらも、主人公は持ち前の明るさと強さで前向きに進んでいきます。特に印象的なのは、夢を叶えるために努力を重ねる主人公の姿です。特に印象的なのは、力強いギターの音色と、竹原さんのソウルフルな歌声です。夢を追いかける人々への応援歌として、長く愛され続ける作品となるでしょう。

■ひとりぼっち東京 / 結束バンド

結束バンドの『ひとりぼっち東京』は、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中歌で、ボーカルの伊地知虹夏(CV:青山吉能)が歌うギターロックナンバーです。東京という大都市を舞台に、田舎から上京してきた主人公の孤独と葛藤、そして音楽への情熱を描いた楽曲です。イントロから疾走感のあるギターサウンドが印象的で、力強い歌声が聴く人の心を奮い立たせます。『ひとりぼっち東京』は、夢を追いかける全ての人々に勇気を与えてくれる、熱いメッセージが込められた楽曲です。

■バイバイサンキュー / BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKENの『バイバイサンキュー』は、2001年にリリースされたシングル『天体観測』に収録されています。藤原基央さんの優しい歌声と、軽快なギターサウンドが印象的な楽曲です。歌詞は、夢を追いかけて旅立つ主人公の心情を歌っています。旅立ちへの不安と期待、そして大切な人たちへの感謝の気持ちが込められた歌詞は、多くの人の共感を呼んでいます。特に、夢を追いかける人、新しい一歩を踏み出す人にとって、背中を押してくれるような楽曲と言えるでしょう。また、ライブでは観客との一体感が生まれる盛り上がり曲としても人気です。

■生きてゆく / KANA-BOON

KANA-BOONの『生きてゆく』は、2014年にリリースされたシングルです。青春の終わりと大人への一歩を踏み出す心情を力強く歌い上げています。疾走感のあるメロディーと谷口鮪さんのエモーショナルな歌声が印象的なロックナンバーです。歌詞では、夢と現実のギャップや、将来への不安と希望が描かれており、聴く人に勇気を与えてくれます。特に、ギターソロの後のフレーズは、未来に向かって進んでいく決意を感じさせてくれます。『生きてゆく』は、ライブでも盛り上がる一曲です。青春時代の思い出を振り返りたい時や、前向きな気持ちになりたい時にぜひ聴いてみてください。

■終わりに

誰もが1人きりになると不安な感情になるかと思います。夢や目標を追いかけて上京する人、進学や就職で都会に出てきた人など、あらゆる人の心を包み込むような楽曲を紹介してきました。バラードやロック、ポップスなどあらゆるジャンルの音楽からお気にいりの楽曲を見つけていただければ幸いです。定番の上京ソングから隠れた名曲まで、歌詞の内容をじっくりと読みながら聴いてみるのもオススメですよ。