ギターの弾き語りで上手に歌えない理由は?練習のコツやおすすめの曲を解説

アコースティックギターの弾き語りをする女性
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ギターの弾き語りに挑戦してみたものの、思うように歌えずに悩んでしまうことはありませんか?

弾くことと歌うことを同時にこなすには、意外とコツが必要です。

リズムのズレやコードチェンジに気を取られてしまうと、自然な歌声が出にくくなってしまいます。

しかし、基礎を押さえた練習と、シンプルな曲を選ぶことで、弾き語りはぐっと楽しくなります。

この記事では、上手に歌えない原因や効果的な練習方法、おすすめの練習曲をわかりやすくご紹介します。

この記事を読んで分かること

・ギター弾き語りで上手に歌えない原因とその改善方法
・初心者向けの練習のコツやおすすめの曲
・練習に役立つ具体的なアドバイス

【登場人物】
・ギター教室で講師を務めるkana先生
・最近アコギの練習を始めたmaiさん

mai

先生、ギター弾き語りを練習してるんですけど、全然うまく歌えないんです。

kana

ギターを演奏するとき、いつもどんな練習をしていますか?

mai

とりあえずコードを押さえて、歌詞を見ながら一緒に歌ってます。

kana

なるほど。歌と演奏をいきなり同時に練習すると、どちらも中途半端になりやすいんですよ。

mai

そうなんですか?最初から一緒に練習するものだと思ってました!

kana

まずはギターだけでリズムよく弾けるようにして、それから歌だけをアカペラでしっかり歌えるようにしてみましょう。

mai

焦らずにギターと歌を分けて練習するんですね。やってみます!

POINT

ギターの弾き語りでうまく歌えない主な理由は、歌とギター演奏を最初から同時に練習してしまうことにあります。ギターを弾きながら歌うのは、初心者にとってはとても難しい作業です。演奏も歌もそれぞれに集中力が必要なため、いきなり同時に行うと頭が混乱してリズムや音程が崩れやすくなります。また、体も慣れていないため、無意識に力んでしまい、自然な演奏や歌声が出せなくなってしまうのです。まずは演奏と歌を別々に練習することが大切です。

目次

ギターの弾き語りで上手に歌うコツ

ギターの弾き語りは、弾くことと歌うことを同時にこなすため、初心者にとってはなかなか難しいものです。ですが、いくつかのポイントを押さえて練習すれば、少しずつスムーズにできるようになります。この章では、弾き語りを上達させるための具体的なコツを、わかりやすく紹介していきます。焦らず、一つずつ取り組んでいきましょう!

◾️基本のコード進行を覚える

mai

ギター弾き語り、練習してるんですけど…どうしても歌がボロボロになっちゃって。

kana

まずは、基本のコード進行をしっかり覚えてますか?

mai

えーと、曲ごとに覚えてますけど、よくわからないかもです。

kana

よく使われるコード進行を体にしみこませると、深く考えなくても手が動くようになりますよ。『C→G→Am→F』みたいなパターンを繰り返して練習してみましょう。

POINT

弾き語りをスムーズにするためには、よく使われるコード進行をしっかり覚えることが大切です。たとえば「G→A→D→Bm」のような流れは多くの曲で登場します。パターンに慣れておけば、手元を見る回数が減り、歌にも集中できるようになります。まずは簡単な進行を繰り返し練習して、自然に指が動くようにしましょう。

・よくあるギターのコード進行の例
【C → G → Am → F】
 ポップスやバラードでよく使われる定番の進行。やさしい響きが特徴です。
【G → D → Em → C】
 明るく元気な印象を与える進行。弾き語り初心者にも人気です。
【F → G → Em → Am】
 少し大人っぽい雰囲気を出したいときにぴったりな進行です。
【Am → F → C → G】
 切なさやエモーショナルな気持ちを表現できる進行。バラード系によく使われます。
【D → A → Bm → G】
 ポップロックの楽曲などでよく耳にする進行。爽やかさと温かさを兼ね備えています。

◾️歌とギターを別々に練習する

mai

弾きながら歌うと、リズムもメロディーもバラバラになっちゃいます。

kana

それなら、いきなり両方一緒にやろうとしないで、別々に練習しましょう。

mai

別々に?弾き語りって一緒にやるものじゃないんですか?

kana

最終的にはそうです。でも、最初はギターだけ、歌だけ、それぞれしっかりできるようにしてから合わせたほうが、ずっとスムーズにいきますよ。

mai

まずはギターと歌をそれぞれ分けて練習してみます!

POINT

歌いながらギターを弾くのは、初心者にとって難しい作業です。まずはギターだけでリズムよく弾けるように練習し、それとは別に歌だけをしっかり歌えるようにしましょう。別々に練習しておくことで、演奏と歌を組み合わせたときにも余裕が生まれます。焦らず一歩ずつ進めることが上達への近道です。

◾️Aメロ、Bメロ、サビを分けて演奏する

mai

曲全体を通して弾こうとすると、途中でぐちゃぐちゃになっちゃいます。

kana

それは、まとめてやろうとしすぎてるからですね。

mai

まとめてじゃダメなんですか?

kana

最初は、Aメロ、Bメロ、サビみたいに小さなパートごとに練習しましょう。パートごとにしっかり覚えてからつなげたほうが、確実に完成に近づきますよ!

mai

パートごとにして、順番にマスターしていく感じですね!

POINT

一気に曲全体を練習しようとすると、ミスが多くなりがちです。まずはAメロ、Bメロ、サビと、曲を小さなパーツに分けて練習しましょう。それぞれのパートに慣れたら、少しずつつなげていけば大丈夫です。特にサビはや間奏はコードチェンジも多い曲もあるので、丁寧に繰り返し練習するのがおすすめです。

◾️メトロノームを使って練習する

mai

歌とギターのタイミングが、どうしてもズレちゃうんです。

kana

それなら、メトロノームを使って練習してみましょう。

mai

メトロノームって、使ったことないんですけど…。

kana

メトロノームは、一定のリズムを刻んでくれる道具です。それに合わせて弾くことで、リズムが安定していきますよ。

mai

リズム感って、こうやって鍛えるんですね!

kana

最初はゆっくりしたテンポに設定して、メトロノームの音をよく聴きながら練習してみましょう。慣れてきたら、少しずつ速くしていけば大丈夫です。

mai

早速使ってみます!

POINT

弾き語りでリズムが安定しないと感じるときは、メトロノームを使った練習が効果的です。メトロノームとは、一定のリズムを刻んでくれる道具のこと。これに合わせてギターを弾くことで、テンポがぶれにくくなります。最初はゆっくりしたテンポでスタートし、メトロノームの音をしっかり意識しながら演奏しましょう。慣れてきたら少しずつスピードを上げていくと、自然にリズム感が身についていきます。

◾️コード進行がシンプルな曲から始める

mai

最初から好きな曲に挑戦してるんですけど、難しすぎて心が折れそうです。

kana

まずはコード進行がシンプルな曲から始めたほうがいいですね。

mai

好きな曲じゃないとモチベーションが続かない気がして…。

kana

簡単な曲を一曲仕上げると、自信がぐっとつきます。そのあとで好きな曲に挑戦すると、案外すんなりいくことも多いですよ!

mai

まずはできそうな曲から選んで挑戦してみます!

POINT

弾き語りを始めたばかりの頃は、シンプルなコードとリズムで構成された曲を選ぶことが大切です。難しい曲に挑戦すると、演奏も歌もつまずいてしまう原因になります。2〜3つのコードでできる曲や、リズムが一定の曲から練習をスタートすると、達成感も得やすく、モチベーションも保てます。

ギターの弾き語り練習におすすめの曲

ギターの弾き語りに挑戦するとき、どんな曲を選ぶかはとても大切です。最初に難しい曲を選んでしまうと、つまずいてしまうこともあります。弾きやすいコード進行や、リズムがシンプルな曲から始めることで、弾き語りの楽しさをしっかり感じられるはずです。この章では、初心者にも取り組みやすいおすすめの曲を紹介していきます。

◾️マリーゴールド / あいみょん

親しみやすいメロディと心地よいリズムが響く『マリーゴールド』。Capo2に取り付けることでC、G、Am、Fなど基本的なコードで演奏できるので、ギター初心者でも手を出しやすい一曲です。ストロークはゆったりとした8ビートですが、リズムを安定させるためにはメトロノーム練習が効果的です。まずはコード進行をスムーズに押さえられるようにしてから、メロディをなぞるように弾き語りを始めるとよいでしょう。歌詞の世界観に合わせて、表情をつけながら歌えるようになるとより魅力が引き立ちます。初心者が「1曲通して弾き語りたい」と思ったときにぴったりな楽曲です。

◾️怪獣の花唄 / Vaundy

エネルギッシュな歌声とテンポ感のある演奏が魅力の『怪獣の花唄』。コード自体はG、D、Em、Cといったシンプルなものが多いですが、リズムキープが重要なので、最初は歌わずにギターだけでリズムパターンを掴む練習がおすすめです。ストロークはアクセントを意識して、強弱をしっかりつけましょう。BPMが速めなので、最初はテンポを落として演奏し、慣れてきたら徐々に原曲に近づけていくと安定してきます。ギター単体でも楽しめる曲なので、演奏力も鍛えたい人にぴったりの一曲です。リズムを制することが弾き語り成功のカギとなります。

◾️晩餐歌 / tuki.

『晩餐歌』は、静かなメロディーの中に切なさや温かさを感じられるミドルテンポのバラードです。コード進行Capo1に取り付けることで、G、C、D、Emを中心に組み立てられていますが、曲の雰囲気を壊さないようにリズムの揺れやタメを意識することが大切です。ストロークは強弱をつけ、静かなパートではやわらかく弾くなど工夫しましょう。サビでは感情を込めた力強いストロークが映えます。弾き語りをする際は、まずコードだけを鳴らしてリズムを感じ、その後に歌を重ねるとスムーズです。感情表現を大切にすることで、シンプルな構成でも聴き手を惹きつける演奏になります。

◾️チェリー / スピッツ

誰もが耳にしたことのある優しいメロディが魅力の一曲『チェリー』。コード進行はC、G、Am、Fを基本とし、ギター初心者でも取り組みやすいシンプルな構成になっています。ストロークは淡々としたリズムの中にもやわらかさが求められるので、ピックの持ち方や手首の脱力を意識しましょう。テンポも速すぎないため、ゆったりとコードチェンジを意識しながら練習を進めるといいでしょう。弾き語り初心者が一曲を通して仕上げる目標曲として最適で、覚えたコードを生かしてさまざまな曲に応用する力もつきます。ギターの響きを楽しみながら演奏できる名曲です。

◾️ドライフラワー / 優里

切ない感情がこもったメロディーラインと、心を揺さぶる歌詞が特徴のバラード曲『ドライフラワー』。C、G、D、Emといった基本コードが多く、覚えやすい構成ですが、演奏ではリズムに微妙なゆらぎを持たせることが求められます。特にサビ部分では、ストロークに緩急をつけて感情を表現しましょう。最初は一定のリズムで丁寧にコードを鳴らし、メロディを覚えてから自然な抑揚をつける練習が効果的です。カポタストを使用して原曲キーに合わせると、より自然な弾き語りが可能になります。丁寧な練習を重ねれば、心に響く弾き語りができるようになります。

kana

ギター弾き語りを簡単コードで練習する際には、キーを変更できるカポタストを準備しておくことをオススメします!

1曲通して弾けることを目指して練習することが大切

ギターの弾き語りを上達させるためには、細かい部分ばかりにとらわれず、まずは1曲を通して弾けることを目標にするのが大切です。最初はミスしてもかまいません。途中で止まらずに弾ききることで、リズム感や流れをつかむ力が自然と身についていきます。一部分を完璧に仕上げるよりも、曲全体を通して演奏する経験を積み重ねていきましょう。

kana

その毎日の練習の積み重ねが、自信にもつながっていきますよ!

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