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RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZOの二日間ライブレポ!

今年で25周年を迎えた大型野外ロックフェスティバル『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO』。
1999年に日本で初めてオールナイトでの野外ロックフェスティバルを実現し、コロナ禍を乗り越えて今日に至ります。
筆者は2007年からほぼ皆勤で参戦しています。
そんな生粋の『エゾロッカー』である筆者がRISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO(以下ライジングサン)の様子をレポートします!

saku
Webディレクター
日本最大手の音楽メディア編集者 | 5年間ディレクションやライターを担当。アーティストインタビューやライブレポート、特集記事の企画・編集を手がけ、数多くの音楽情報を届けてきた実績を持つ。
音楽好きの知りたい情報を発信
複数サイトを運営するディレクター

やっち
6匹の猫と暮らす北海道出身・在住のWebライター。道内でのライブにとどまらず道外へも足を運び、旅行と音楽の両方を楽しむのが生きがい。
・25周年を迎えた北海道のロックフェスに関心がある人
・ライジングサンの雰囲気や魅力を知りたい人
・実際に参戦した人のリアルなレポートを楽しみたい人

8/15~8/16の二日間に渡って開催されたRSRfesの魅力や楽しさをこの記事ではたっぷりと紹介していきますね!


RISING SUN ROCK FESTIVALの会場に到着


今年も天候に恵まれ、胸を撫で下ろす反面、熱中症にかかる危険性が高まる気温になりました。まずは車を駐車場に停め、テントやタープなどのキャンプ用品を会場内に搬入するところから始まります。筆者が参戦し始めた頃は比較的過ごしやすく、夜は寒い年もありましたが、ここ数年は北海道も暑くなっています。そのため、時々休憩を挟みながら搬入しました。ふと顔をあげると『WELCOME RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO』の弾幕が迎えてくれました。毎年ある弾幕ですが、いつ見ても「やっとこの日が来た!」と心踊る瞬間です。
RIP SLYMEのライブから参戦開始!


筆者がはじめに観たアーティストは『RIP SLYME』です。今年4月からオリジナルメンバー5人で再始動した彼らを見逃す訳にはいかない!と、テント設営後ダッシュでRED STAR FIELDへ移動しました。すでにアクトが始まっておりステージに近づくにつれ『熱帯夜』のサビ部分が聞こえて来ます。そしてステージに着いた頃には通路が埋まってしまいそうなほど、お客さんで埋め尽くされていました。この日、RIP SLYMEの裏ではレキシが被っていたためか自身の曲だけではなくレキシの人気ナンバー『きらきら武士』を流すおまけ付き。筆者もギリギリまでどちらを観るか悩んでいたため、嬉しくなりました。アクト後は『greentope meet 6かく』さんの『特製シナモン泡盛炭酸割』を飲みながら余韻に浸り、最高のスタートとなりました。
RISING SUN ROCK FESTIVALの缶バッジ


ライジングサンはライブだけではありません。中でも熱烈なファンがいるのがライジングサン限定の缶バッジです。その年に出演するアーティストの他、ロゴなども展開されています。今年は全部で93種類!販売形式はガチャガチャのため、万札を両替する熱烈なコレクターがいるほどです。また、缶バッジガチャガチャコーナーには欲しい缶バッジをゲットしようと交換を求める人で溢れています。交換を通して人と人の温かい交流が生まれるのもライジングサンならではの魅力と言って良いでしょう。
9mm Parabellun Bulletのステージ


休憩を挟み、屋根があるステージのEARTH TENTに移動。この日1番楽しみにしていたアーティストである9mm Parabellun Bulletの登場です。彼らは2019年に台風の影響で出演できなかった上、昨年2024年には新千歳空港で起こったトラブルにより会場に辿り着けず出演キャンセルとなっていました。そのためか、ステージ全体が熱気に包まれていた気がします。限られた持ち時間の中で12曲を披露し、密度の濃い時間を過ごせました!
Day2のライブ開始前の朝ごはん


2日目は持参した刺身をご飯の上に乗せてオリジナル海鮮丼で朝ご飯。この日はマグロ、甘エビ、サーモンの3種類を乗せました。野外でいただくご飯は室内で食べるのとは違った趣きがあるため、毎年力を入れています。前半はお醤油をかけていただき、後半はお吸い物をかけて出汁茶漬け風にしていただきました。2日目は翌日朝までライブが続くため、2日目の朝食は唯一ゆったりできる時間です。そのため、いつもより、時間がゆっくり過ぎている感覚になりました。
会場内で飲む最高のサッポロビール


2日目、ライブが始まるまでエリア内を散歩。ライジングサンでは多くの企業が協賛として参加しています。『ローソン』や『ポカリスエット』、『タワーレコード』、『Coleman』など、会場内には野外フェスならではの企業ブースが集結しています。筆者がお世話になったのは『サッポロビール』です。ライジングサンでは缶・ビンのお酒を持ち込めないため、テントでビールが飲めない状況でした。そのため、サッポロビールで飲むキンキンに冷えたビールに助けられていた気がします。
数多くのフォトスポットが楽しめる会場


エリア内を歩いていると、今年も出演アーティストが集合した弾幕を発見!弾幕全体を撮影する人もいれば、好きなアーティストの前で自撮りをする人もいます。筆者も全体を撮影した後に推しのアーティストの前でタオルを広げて撮影してもらいました。こうしたフォトスポットが多いのもライジングサンの魅力の1つです。さらに、ライジングサンでライブを観たことをきっかけに、ワンマンライブに足を運ぶ人もいます。フェスがもたらす『一期一会』は本当にかけがえのない奇跡なのかもしれません。
SCOOBIE DOのライブから参戦スタート!


2日目はじめに観たアーティストはSCOOBIE DOです。太陽が照りつける中『真夜中のダンスホール』で観客のボルテージは一気にアップ!そこから最新シングル『注文通り』になだれ込みました。彼らが出演したステージ、BOHEMIAN GARDENはメインステージから最も遠い場所にあるにもかかわらず、たくさんの人でごった返しています。その光景を見て、ボーカルのコヤマシュウは「遠いのにはるばる来てくれてありがとう!ライジングが大好きだ!」と叫ぶと、あちこちで歓声が沸き起こっていました。ラストは彼らのデビュー曲『夕焼けのメロディー』でフィニッシュ。最高のスタートとなりました。
満月食堂の二段仕込み醤油ラーメンを堪能


太陽が傾き、肌寒くなってきたため『満月食堂』さんの二段仕込み醤油ラーメンで栄養補給。熱々のスープにちぢれ麺がしっかり絡むところが北海道ラーメンならではの魅力です。二段仕込みだからかスープの味わいに奥行きがあり、ぜひ店舗でも食べてみたいと思った1杯でした。その後はストレイテナーを観にEARTH TENTへ。Vo.&Gt.のホリエアツシが「俺たちのアンセム!」と叫んで始まったのは『Melodic Storm』。観客が笑顔で歌っているのを見て、筆者も温かい気持ちになりました。
八十八ヶ所巡礼のLIVEと全体の感想


この日筆者が最後に観たのが八十八ヶ所巡礼です。彼らは2012年に出演したのですが、持ち時間を15分押してしまい、オファーが来ず事実上の『出禁』状態に。彼ら自身も長年「出禁になってしまった!」とネタにしていたのですが、時効となったのか13年ぶりの出演となったのです。Ba.&Voのマーガレット廣井がステージから降りると観客とハイタッチしながらdef garageのオブジェによじ登るという大胆なパフォーマンスで観る人の度肝を抜いていました。
ライジングサンは年に1回のお祭りだと思っています。音楽だけではなく『どのように過ごすか』が本人に委ねられているところが、ライジングサン最大の魅力かもしれません。余韻に浸りながら、仕事に勤しみます。
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