【アコギ初心者向け】冬休みにオススメの練習曲15選

 
冬休みはアコースティックギター初心者がじっくり練習する絶好のチャンスです。簡単なコード進行やリズムで弾ける楽曲を選べば、短期間でも演奏の楽しさを実感できます。特に、冬の季節感を感じられるJ-POPや定番のバラードは、指の運動にもなりながら耳馴染みも抜群。

初心者が挑戦しやすい曲の特徴

冬休みというまとまった時間がある時期だからこそ、選曲を誤ると「時間だけが過ぎていってギター触るのが億劫に…」なんてことになりかねません。ここでは、ギター初心者が曲を選ぶ際に押さえておきたい３つの特徴を紹介します。

【特徴①】コード進行がシンプルであること

ギター初心者にとって最初の壁はコードを押さえる手です。例えば「C」「G」「Am」「F」など、比較的覚えやすいコード中心の曲が好ましい。複雑なバレーコードや頻繁な転調が入っている曲は、冬休み中に1曲マスターするという意味ではリスクあり。実際、「ギター初心者におすすめの練習曲」では“コードがシンプルな曲”が選ばれる理由として挙げられています。

【特徴②】繰り返しが多く、構造が分かりやすいこと

曲の中で同じコード進行やリズムパターンが何度も出てくると、覚えやすく練習が進みやすいです。リズムが頻繁に変わったり、イントロ～間奏～サビが毎回違うと初心者には負荷になります。実際、ギター初心者向けの練習曲の特徴として「繰り返しが多い曲」が挙げられています。

【特徴③】テンポがゆるめ、歌いやすさ・耳馴染みの良さがあること

アップテンポすぎたり、リズムが複雑すぎる曲だと初心者にはハードルが高くなります。逆にスローテンポないし“中くらいテンポ”で、メロディが耳に残る、歌いやすい曲だと弾き語りとしても楽しくなります。「スローテンポの曲」がギター初心者におすすめという解説もあります。

【アコギ初心者向け】冬休みにオススメの練習曲15選

■ あぁ、もう。 / Saucy Dog

Saucy Dogの『あぁ、もう。』は、切なさと優しさが入り混じるメロディーが印象的な楽曲です。
アコースティックギターのコード進行は覚えやすく、初心者でも練習しながら表現力を身につけられます。
穏やかなテンポの中に感情の揺れがあり、弾き語りで演奏すると気持ちを込めやすいでしょう。
冬の空気に似た温かさと冷たさが共存し、心に寄り添うような雰囲気を持っています。
ギターを始めたばかりの人でも、自分のペースで丁寧に音を鳴らしたくなる一曲です。

■ 白雪 / マルシィ

マルシィの『白雪』は、透明感のある音と情感豊かな世界が広がるナンバーです。
ギターコードの難易度は高くなく、初心者でも少しずつ練習を重ねながら完成度を高められます。
静かなイントロから温もりが漂い、冬の空気を感じるようなサウンドが心地よいです。
歌とギターが自然に溶け合い、ゆっくりと弾きながら表情をつけていくと深みが増します。
雪のように柔らかく降り積もる音の流れが、冬の練習時間を特別なひとときに変えてくれるでしょう。

■ 月が綺麗だって / berry meet

berry meetの『月が綺麗だって』は、夜の静けさに優しく寄り添うアコースティックソングです。
ギターのコード構成はシンプルで、押さえ方を覚える練習にもぴったりです。
穏やかなメロディーが心を落ち着かせ、寒い季節に弾くと温かい気持ちを取り戻せます。
声とギターのバランスを意識しながら演奏すると、より自然な表現になります。
冬休みの夜に、静かに爪弾きながら自分と向き合う時間を過ごすのにふさわしい一曲です。

■ 雪冴ゆる / あたらよ

あたらよの『雪冴ゆる』は、淡い情景が浮かぶような美しいバラードです。
アコースティックギターの響きが優しく広がり、穏やかなテンポで弾き語りの練習に適しています。
コード進行も比較的シンプルで、初心者でも繰り返し弾くうちに指が自然に動くようになります。
静かな冬の空気を感じるメロディーが心を包み、演奏するたびに気持ちが整っていくようです。
ゆっくり音を重ねながら、曲の世界に入り込む楽しさを味わえる一曲でしょう。

■ スイートピー / シャイトープ

シャイトープの『スイートピー』は、優しく揺れるテンポと柔らかなメロディーが魅力の楽曲です。
アコギの基本的なコードで構成されており、初心者でも手軽に挑戦しやすい内容です。
歌と伴奏のバランスが心地よく、弾き語りの練習を通してリズム感も自然に養われます。
冬休みに集中して練習するにはぴったりで、穏やかな雰囲気が部屋の中を包み込みます。
季節の移ろいを感じながら、自分の音を見つけていく過程が楽しくなる一曲です。

■ 好きだから。 / ユイカ

ユイカさんの『好きだから。』は、まっすぐな想いが優しく響くアコースティックナンバーです。
シンプルなコード進行で構成されており、初心者が冬休みにじっくり練習するのにぴったりです。
淡い恋心を描いた世界観が温かく、穏やかなストロークで弾くと曲の柔らかさがより伝わります。
声のニュアンスを大切にしながら演奏すると、自然と感情が乗っていくでしょう。
ギターを弾きながら気持ちを重ねていく過程が心地よく、練習が楽しく感じられる一曲です。

■ 3% / さとう。

さとう。さんの『3%』は、切なさと希望が交差するようなメロディーが印象的な楽曲です。
テンポはゆったりとしており、コードチェンジも滑らかなので、ギター初心者の練習曲として最適です。
穏やかなストロークで弾くと曲の雰囲気が引き立ち、冬の静けさの中で心を整えるような時間が生まれます。
歌とギターが自然に溶け合う構成のため、弾き語りの楽しさを感じやすいでしょう。
穏やかな感情を音に乗せたい人にぴったりの一曲です。

■ 愛を伝えたいだとか / あいみょん

あいみょんさんの『愛を伝えたいだとか』は、日常にある素直な感情を描いた名曲です。
テンポの良いリズムと親しみやすいコード進行が特徴で、アコギ初心者にもおすすめです。
軽快なストローク練習にぴったりで、弾きながらリズム感を自然に磨けます。
歌とギターの一体感を意識すると、楽曲の温度がぐっと上がるでしょう。
ラフに弾いても魅力が伝わるバランスの良い曲で、冬休みの練習時間を楽しく彩ってくれます。

■ 風になる / つじあやの

つじあやのさんの『風になる』は、優しい風のように心を和ませてくれる名曲です。
アコースティックギターの温かい響きが印象的で、コードも比較的覚えやすい構成です。
リズムが軽やかなので、初心者でもストローク練習にぴったりです。
穏やかなテンポの中で音を大切に弾くと、自然と曲の雰囲気が深まります。
日常の中にある穏やかな幸福を感じられる一曲で、冬の午後にゆっくり練習するのにも向いています。

■ スノースマイル / BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKENの『スノースマイル』は、冬の情景と優しい想いが混ざりあう名バラードです。
アコースティックギターの温もりある音色が楽曲を包み込み、弾いていると自然に気持ちが穏やかになります。
コード進行も覚えやすく、指の動きを練習するのに適しています。
メロディーラインが美しく、丁寧に弾くほど曲の世界が深まるでしょう。
静かな夜にゆっくり練習すれば、音と心が重なっていくような温かさを感じられる一曲です。

■ チェリー / スピッツ

スピッツの『チェリー』は、90年代を代表する名曲でありながら、今もなお色あせない青春ソングです。
やわらかいコード進行と軽やかなリズムが特徴で、アコースティックギターで弾くとその優しさがより際立ちます。
穏やかなストロークで音を重ねていくと、心に寄り添うような温もりが生まれます。
恋や日常をやさしく包み込むような歌詞が、聴く人それぞれの思い出と重なります。
飾らない言葉とメロディが見事に調和した、永遠のスタンダードです。

■ マリーゴールド / あいみょん

あいみょんさんの代表曲『マリーゴールド』は、どこか懐かしく、真っ直ぐな恋を描いた楽曲です。
コード進行はシンプルで弾きやすく、アコースティックギターとの相性が抜群です。
やわらかなストロークを意識すると、曲全体にあたたかみが増します。
夏の記憶や恋の瞬間が蘇るようなメロディが心を揺らし、何度弾いても飽きることがありません。
日々の中で小さな幸せを見つけるような、優しい時間を与えてくれる名曲です。

■ 空も飛べるはず / スピッツ

スピッツの『空も飛べるはず』は、透明感あふれるメロディと希望を感じさせる歌詞が印象的な一曲です。
ゆったりとしたテンポと穏やかなコード進行が、アコースティックギターの響きを引き立てます。
弾くたびに心が落ち着き、前を向く力をもらえるような感覚があります。
シンプルながらも丁寧に音を紡ぐことが大切で、優しいストロークが曲の世界観を美しく彩ります。
静かな夜や冬の朝に弾きたくなる、心温まる名バラードです。

■ 怪獣の花唄 / Vaundy

Vaundyさんの『怪獣の花唄』は、疾走感と繊細さが共存する独特の世界観を持つ楽曲です。
ギターのリズミカルなストロークが印象的で、弾き語りでは曲の躍動感を存分に表現できます。
コード進行は少し変化が多いものの、慣れてくると手の動きが心地よく感じられます。
どこか切なくも前向きなメロディが、青春の葛藤や夢を追う情熱を思い出させてくれます。
感情をそのまま音にのせて弾くことで、曲の魅力がいっそう際立つ一曲です。

■ 水平線 / back number

back numberの『水平線』は、まっすぐな言葉と静かな強さが胸に響く楽曲です。
穏やかなメロディに寄り添うギターの音が印象的で、アコースティックで弾くとより深い感情を表現できます。
コードは比較的シンプルで、歌の感情を丁寧に届けることに集中できます。
努力や挫折、希望をテーマにした歌詞が心に残り、自分を励ますように弾けるでしょう。
静かに心を整えたいときに、そっと寄り添ってくれる優しいバラードです。

冬休みの練習プラン

冬休み期間を最大活用するために、具体的な練習スケジュールと目に見える進捗を用意しておくと効果的です。以下のようなプランを参考に、自分用にカスタマイズしてみてください。

• Day 1〜3：選んだ曲のコード進行をゆっくり押さえてみる。
• Day 4〜7：リズム（ストローク／アルペジオ）に慣れる。テンポをゆるく設定。
• Day 8〜12：イントロ・サビ・間奏を通して弾けるようにする。録音して聴き返し。
• Day 13〜最終日：歌を入れて弾き語り形式で演奏。出来れば家族や友人に聴いてもらう。

上のような「日毎にどれだけ練習したか」「どのセクション（イントロ・サビ・コードチェンジ）にどれだけ時間を使ったか」を可視化することで、モチベーションの維持になります。私もバンド練習のとき、進捗を見える化しておくと確実に上達スピードが上がりました。

冬休みに特化した練習のひと工夫

ここでは、冬休みだからこそ試したいプラスアルファの練習術を紹介します。初心者のあなたが上達曲線を描くためのヒントになれば嬉しいです。

● 部屋の環境を整える

冬は室内が慌ただしくなりがち。暖房で乾燥しやすかったり、ギターが気温差で音が変わったり。弦が冬だからこそ錆びやすいという報告もあります。だからこそ「ギターを弾くときだけ使うちょっと落ち着いた時間帯を決める」のがおすすめです。私も「夜９時から30分だけ弾く時間」を確保していました。

● 録音して自分を聴く

「自分の音を聴く」 ＝ 上達の近道。スマホでも十分です。イントロがズレてる、コードが切れてる、リズムがゆっくりになってる…自分で気づけるようになります。冬休みというまとまった時間があるなら、録音→聴き直し→修正というサイクルを2〜3回回すと「確実に進んだ感」が出ます。

● 小さな発表目標を作る

「最終日までに家族の前で披露する」「SNSに弾き語り投稿する」など、ちょっとした目標を決めることで「練習が目的化」しにくくなります。私もバンドで新年ライブ用に1曲仕上げるというミニ目標を立てて練習したことがありますが、やる気がグッと上がりました。

● 難しいことを詰め込みすぎない

「冬休みだからこそたくさんコード覚えよう」「アルペジオもやろう」と意気込むのは良いのですが、初心者が一気に詰め込みすぎると挫折しやすいです。上記の“曲の特徴”で挙げたように、まずは「コードが少ない」「繰り返しが多い」ものから始めましょう。こちらの複数記事でも「初心者はまずシンプルな曲を選ぶべき」とあります。

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よくある疑問＆Q&A

Q1：コードが押さえられない場合、どうしたらいい？

A：例えば「Fコード」がきつければ、代替えコードやミュート押さえ（簡易フォーム）で練習を進めるのも手です。無理に完全フォームを最初から追いかけると、モチベーションが下がりやすいです。

Q2：歌とギター、どちらを先に練習すべき？

A：初心者なら「まずギターだけ（コード＋リズム）を通せるように」してから、歌を入れる方がおすすめです。歌を入れるとリズムが揺れたり、コードチェンジがおろそかになったりしがちなので。

Q3：冬休み明けに何を目指せばいい？

A：例えば「選んだ1曲を通しで弾き語りできる」「イントロ・サビ・コードチェンジがスムーズにできる」など、具体的な到達点を設定しましょう。「弾けるようになる」だけより、少し細かく決めると効果的です。

まとめ

冬休みの間に取り組むことで、アコースティックギターの基礎力をぐっと伸ばせます。シンプルなコードや繰り返しのリズムを活用した曲なら、挫折しにくく達成感も得やすいのが魅力です。今回紹介した15曲は、初心者でも挑戦しやすく、演奏を楽しみながら指の動きやリズム感を鍛えられるラインナップです。冬休みの練習を通じて、ギター演奏の楽しさを存分に味わいましょう。