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【特集】失恋した心に寄り添う曲ランキング TOP10

恋が終わったあと、世界の色が少し違って見えた——。
心の中にぽっかり空いた穴をどう埋めればいいのか分からないまま、ただ時間だけが過ぎていく時期があります。
そんなとき、ふと耳に飛び込んできた曲が心の奥にそっと触れてくれた経験はないでしょうか。
誰にも言えないまま抱え込んでいた気持ちが、歌声を通して言葉になっていく瞬間。
深い悲しみをやわらげたり、前へ進むきっかけをくれたり。
音楽は、失恋という大きな痛みに寄り添う存在になってくれます。
今回アントミュージックでは、「失恋した心に寄り添ってくれた曲」 をテーマにアンケートを実施しました。
全国の読者の方々から届いたたくさんの投稿の中には、恋の終わりを正面から受け止めようとする声、思い出に静かに別れを告げようとする声、そして日常へ戻るための一歩を踏み出すための声など、さまざまな想いが込められていました。
その中で特に支持を集めた曲を、今回はランキング形式で紹介します。
投稿者のエピソードからは失恋の痛みは誰かの心の中で確かに生きているということも伝わってきました。

saku
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【特集】失恋した心に寄り添う曲ランキング TOP10

ランキングの結果、1位にはOfficial髭男dismの「Pretender」が選ばれました。報われない恋の切なさやもどかしさを抱えた多くの人々の心に響き、別れたあとの気持ちを整理するきっかけになったのかもしれませんね。
続く2位はback numberの「ハッピーエンド」、3位は優里の「ドライフラワー」と、いずれも失恋の痛みや未練に寄り添う楽曲が並びました。
4位以下にも、あいみょんや宇多田ヒカル、miwaなど、さまざまなアーティストの曲がランクイン。
今回のアンケート調査では、バンドやグループの曲がソロシンガーの曲よりも若干多い結果になりました。男性アーティスト7:女性アーティスト3の割合でしたが、日本でヒットした失恋ソングは男女ともに多くの名曲があります。


ここからは、投稿者のエピソードや一言コメントとともに、ランキングの詳細を見ていきましょう!
【1位】Pretender / Official髭男dism
Official髭男dismの「Pretender」は、報われない恋の切なさをリアルに描きながらも、どこか優しい眼差しで心に寄り添う楽曲です。多くの人がこの曲を選んだ理由は、別れの痛みやもどかしさを自分だけの感情として抱え込むのではなく、歌声を通して美しい思い出に変えられる点にあります。特にサビのピアノの音色と切ない歌詞が胸に響き、悲しみを抱えたままでも前に進もうとする勇気を与えてくれることが共感を呼び、失恋直後の心にそっと寄り添う存在として支持されました。
【ユーザー投稿から選出】
投稿者:ソラ
報われない恋の終わりを受け入れられず、気持ちを抱え込んでいたというソラさん。
別れた夜、ただぼんやりと部屋に座り込んだまま、涙が止まらなかったそうです。
そんなときに流れてきたのがこの曲。
“成就しなかった恋愛を、それでも大切だったものとして受け止めて前に進む”という曲の雰囲気が、
当時の自分の心にぴったり重なり、少しずつ前を向けるようになったと教えてくれました。
【2位】ハッピーエンド / back number
back numberの「ハッピーエンド」は、別れた恋の痛みや後悔、未練を丁寧に描く歌詞と切ないメロディーが特徴です。失恋直後に抱える複雑な感情を、まるで代弁するかのように寄り添ってくれる点が多くの共感を集めました。「終わった恋も大切だった」と受け止められる優しさと、前に進むための小さな勇気を与えてくれるところが、支持を集めた理由です。恋の思い出を静かに整理したい人に特に響く一曲でしょう。
【ユーザー投稿から選出】
投稿者:あかり
「あのとき、もっと素直になれていたら」
後悔と未練の狭間で揺れながら過ごした別れ直後の数日間。
あかりさんは、この曲を聴くことで初めて自分の気持ちを整理できたと話します。
胸の奥に溜まっていた言葉にできない感情が歌の中でひとつずつ形になっていくようで、
「泣きながら聴いていたけれど、同時に救われてもいた」とのこと。
恋が終わった痛みをまっすぐ捉えるこの曲が、心の拠り所を作ってくれたそうです。
【3位】ドライフラワー / 優里
優里の「ドライフラワー」は、忘れたいのに忘れられない切なさや揺れる感情を、丁寧に表現した楽曲です。歌詞の一つひとつに共感する人が多く、別れた直後の心のもやもやや孤独感にそっと寄り添う力があります。儚くも美しいメロディーとアコースティックギターの音色がじんわりと胸に響くでしょう。時間が経つにつれて忘れられない程の恋の思い出を優しい記憶に変えてくれる点が、この曲の大きな魅力です。
【ユーザー投稿から選出】
投稿者:りん
「忘れたいけれど、忘れてしまったら本当に終わってしまう気がして怖かった」
そんなりんさんが夜の帰り道でよく聴いていたという一曲。
思い出がふいに胸へ押し寄せるたび苦しくなり、どうにも動けない日が続いた中、
この曲に出会って初めて「自分だけじゃない」と思えたと言います。
消えない痛みをそのまま抱えながらも前へ進もうとする姿勢に励まされ、
いつかこの恋も優しい記憶へ変わると信じられた——というエピソードが寄せられました。
4位〜10位
4位〜10位(※読者コメント一部抜粋)
【4位】別の人の彼女になったよ / wacci
・「胸の奥の複雑な気持ちをそのまま歌われているみたいだった」
・「この曲を聴くと、無理に強がらなくてもいいと思えた」
【5位】恋をしたから / あいみょん
・「恋が終わった寂しさに静かに寄り添ってくれる空気感が好き」
・「やさしい言葉に心が楽になった」
【6位】猫 / DISH//
・「素直になれない想いを代わりに言ってくれた気がした」
・「会いたい気持ちを切なく表していて当時の自分と重なった」
【7位】今更だって僕は言うかな / Saucy Dog
・「元彼とのリアルな恋愛模様を思い出して切なくなった」
・「あと一歩踏み出せなかった後悔を思い出して胸が痛む」
【8位】ツキミソウ / Novelbright
・「静かな夜に聴くと、涙を流すことを許された気がした」
・「優しさと切なさが同時に寄り添ってくれる曲」
【9位】First Love / 宇多田ヒカル
・「タバコを吸ったことがないけど、煙が恋しくなるような歌詞が好き」
・「忘れられない恋に静かに触れるような曲」
【10位】サヨナラ / miwa
・「爽やかだからこそ切ないメロディーがじんわりと胸に響いた」
・「前へ進むための別れをそっと支えてくれた」
4位以降も、あいみょんやDISH//、Saucy Dog、Novelbright、宇多田ヒカル、miwaなど幅広いアーティストの楽曲がランクインしました。
どの曲も、恋の終わりに揺れる心にそっと寄り添い、共感や癒し、前を向く勇気を与えてくれる存在です。短いフレーズや歌声の一つひとつが、別れの痛みや未練を抱えた日々の心にそっと届く——それが多くの人に支持された理由でしょう。
このランキングを通して、失恋という経験が決して孤独ではなく、音楽がそっと支えてくれるものであることを改めて感じられます。
まとめ
【アントミュージック編集長コメント】
恋が終わるときの寂しさや切なさは、多くの人が一度は経験するもの。
大切だった言葉や景色が、急に遠くへ離れてしまったように感じる瞬間もありますよね。
今回のアンケートでは、音楽がどれほど人の心に寄り添い、支えてくれる存在なのかを、改めて強く感じました。
あなたに寄り添ったその一曲が、また誰かの涙をそっと拭ってくれるきっかけになることを願っています。


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