【初心者向け】ピアノのボカロ曲。人気曲から定番曲20選

 
ボカロ曲は、キャッチーなメロディーと独特の世界観で多くの人を魅了していますよね。最近では、ピアノアレンジされたボカロ楽曲も増えており、初心者でも楽しめる曲がたくさんあります。テンポが穏やかで構成のシンプルな楽曲を選べば、基礎的な演奏力でも十分に弾きこなせるのがポイントです。今回は、ピアノ初心者でもチャレンジしやすいボカロの人気曲・定番曲を20曲厳選してご紹介します。

著者が特にオススメする楽曲はコメント付きで解説！

【初心者向け】ピアノのボカロ曲。人気曲から定番曲20選

◾️フォニイ / ツミキ

ツミキさんによる『フォニイ』は、エレクトロサウンドが際立つ人気のボカロ曲です。

鋭く跳ねるようなリズムと、浮遊感のあるコード進行が印象的で、短いフレーズの中に豊かな展開があります。

ピアノアレンジでは右手の旋律が細かく動く場面もありますが、指運びを丁寧に練習すれば自然に馴染んでいくでしょう。

左手の伴奏は反復パターンが中心なので、一定のリズムをキープする練習にもなります。

テンポがやや速めなので、初めはゆっくりと弾き始め、音のつながりやバランスに注意すると完成度が高まります。

楽曲の世界観を大切にしながら、感情の波を意識して演奏するとより魅力が伝わります。

少しずつ自分の表現を加えていくことで、曲と向き合う時間も楽しめる一曲でしょう。

◾️少女レイ / みきとP

みきとPさんの『少女レイ』は、透明感のある旋律とどこか影を感じさせる進行が特徴のボカロ楽曲です。

ピアノで弾く際には、流れるようなフレーズと間の取り方が重要になります。

音の高低差がある構成なので、右手の動きには最初とまどうかもしれませんが、丁寧に練習することで自然な演奏ができるようになります。

左手のリズムは比較的安定しており、ペダル操作を加えると表現に深みが増していきます。

演奏に慣れてきたら、テンポを微妙に揺らすことで気持ちがこもった演奏に近づけるでしょう。

曲全体に流れる空気をつかむことが大切で、繰り返し練習することで手ごたえを感じられるはずです。

◾️メルト / supercell

supercellさんの代表曲『メルト』は、明快な構成と優しい響きが心に残るナンバーです。

ピアノアレンジでは、美しく動く右手の旋律と、安定感のある左手のコード進行が合わさり、演奏していて楽しい一曲です。

特にフレーズごとの区切りが明確なので、ひとつずつ丁寧に仕上げると完成度が高まります。

ペダルを活用すれば音のつながりが豊かになり、より曲の雰囲気が伝わりやすくなります。

初心者でも音のつながりを意識して練習すれば、無理なく取り組める構成です。

練習を重ねていくうちに、少しずつ曲の持つ魅力を理解しながら演奏に活かせるようになるでしょう。

音の流れを感じながら、表情豊かに仕上げてみてください。

◾️生きてしまってごめんなさい / shizuku

shizukuさんの『生きてしまってごめんなさい』は、静けさと激しさが交錯するような構成が印象的な楽曲です。

ピアノでは低音の響きが効果的に使われており、演奏する際は強弱のコントロールに工夫が必要です。

右手の旋律はなめらかに進行しつつも、感情の揺れを表現できる場面が多くあります。

左手はリズムを支えるだけでなく、音色の厚みにもつながる重要な役割を持っています。

演奏していくうちに、音の配置やコードの選び方から曲の世界観を感じ取ることができるでしょう。

テンポは無理に合わせず、少しずつ手になじませていくことで弾きやすくなります。

気持ちを込めて鍵盤に向かうことで、演奏する意味がより深まる楽曲です。

◾️心做し / 蝶々P

蝶々Pさんの『心做し』は、切ない旋律と静かな情景が浮かぶような構成が魅力の楽曲です。

ピアノでは右手の旋律が曲全体を引っ張っていくような役割を持ち、音の抑揚が演奏の鍵となります。

左手は穏やかなリズムで支える場面が多く、安定したタッチが求められます。

フレーズの始まりと終わりを丁寧に区切ることで、表現に説得力が出てきます。

一定のテンポで淡々と弾くのではなく、場面ごとに空気を変えていくことがこの曲には合っています。

初心者でも弾きやすい構成なので、少しずつ感情を重ねながら練習することで、自然と自分らしい演奏に近づいていくでしょう。

鍵盤に触れるたび、表現の幅が広がるような魅力を持った一曲です。

◾️Surges / Orangestar

Orangestarさんの『Surges』は、軽やかなリズムと広がりのあるサウンドが魅力のボカロ曲です。

ピアノでは、右手に広がるメロディーラインと左手の躍動感ある動きが特徴的で、流れるような展開を意識しながら弾くと曲の魅力が引き立ちます。

和音の配置は比較的わかりやすく、初心者でも段階的に取り組めます。

テンポ感と躍動感のバランスが心地よく、弾き進めるうちに曲のエネルギーが手元に伝わってきます。

ペダルを軽く使うことで、音がより滑らかにつながりやすくなります。

音の展開が自然で、構成の流れがわかりやすいため、楽しみながら練習を続けられるでしょう。

◾️シャルル / バルーン

バルーンさんの『シャルル』は、哀愁を帯びたコード感とテンポのある進行が印象的な楽曲です。

ピアノアレンジでは、リズムを正確にとらえることと、音の重なりを滑らかに扱うことが大切です。

特に右手の旋律は細かい音が続く場面が多いため、力まずに弾く練習を積み重ねることが上達の鍵になります。

左手は反復するパターンが多く、慣れると安定した土台を作りやすくなります。

テンポは少し速めですが、ゆっくり練習することで早い動きに指が慣れてきます。 情景のような世界観に没頭しながら弾くことで、より自然な表現につながっていくでしょう。

仕上がったときの達成感も大きく、演奏の楽しさを実感できる一曲です。

◾️テトリス / 柊マグネタイト

柊マグネタイトさんの『テトリス』は、緻密に構成されたリズムと浮遊感のある展開が印象に残る一曲です。

ピアノ演奏では、右手のフレーズに変化が多く、リズム感とタイミングを意識して練習することが大切です。

左手はミニマルな動きが多く、パターンを覚えれば安定した演奏につながります。

コード進行が独特で、音の響きを意識することで曲の雰囲気をより深く再現できます。

無理に速さを求めず、指の運びに集中して取り組むと、徐々に手ごたえが得られるでしょう。

曲全体を通して音にストーリーを感じられるようになれば、表現の幅も広がっていきます。

◾️孤独な夜をあといくつ / 傘村トータ

傘村トータさんの『孤独な夜をあといくつ』は、静けさのなかに情熱がこもるような雰囲気を持つ楽曲です。

ピアノ演奏では、ゆったりと進む旋律を丁寧に追うことが求められます。 右手は音と音の間に気持ちを込めることで、より印象深い演奏に近づきます。

左手の動きは比較的穏やかで、コードの変化を感じながら進めると安定感が出てきます。 テンポが落ち着いているため、初心者でもじっくり音に向き合う練習ができます。

音数が少ない場面でも、タッチの違いで空気感が変わるので、表現の工夫を楽しめます。 演奏を通じて、時間の流れや感情の変化を味わえるような一曲です。

◾️酔いどれ知らず / Kanaria

Kanariaさんの『酔いどれ知らず』は、テンポ感とリズムの跳ね方がクセになるダンスチューンです。

ピアノでは右手の跳ねるようなフレーズと左手のビート感がポイントになります。 慣れないうちはリズムがずれやすいですが、繰り返しの練習で少しずつ安定してきます。

コードの進行は明快なので、構成を把握すれば演奏全体がスムーズに感じられるでしょう。

リズムに乗せて弾けるようになると、自然と身体が音に反応してくるような楽しさがあります。 タッチを工夫すれば音に立体感が出てきて、演奏にも勢いが生まれます。

遊び心をもって取り組める内容なので、ピアノを弾く時間そのものが楽しくなるような一曲です。

◾️生きる / 水野あつ

水野あつさんの『生きる』は、ストレートな言葉とまっすぐな旋律が心に響く楽曲です。

ピアノではシンプルなメロディーを丁寧に奏でることが大切で、右手の旋律を歌うように弾く意識が求められます。

左手は安定したリズムを保ちながらコードを支える構成で、繰り返し練習することで自然に手に馴染んできます。 テンポは比較的ゆったりしており、初心者でも無理なく挑戦しやすい楽曲です。

強弱のつけ方次第で表情が大きく変わるので、音量やペダルの使い方に工夫を加えると深みのある演奏に近づきます。 感情を込めて音を紡ぐことができれば、ピアノの表現の楽しさを実感できる一曲です。

◾️命に嫌われている。 / カンザキイオリ

カンザキイオリさんの『命に嫌われている。』は、社会や人生への葛藤を鋭く描いた歌詞と、迫力のあるサウンドが特徴の楽曲です。

ピアノでは右手にメロディーと細かい装飾が重なり、繊細さと力強さの両方が求められます。 左手は一定のリズムを刻みながら、コードの流れをしっかり支える役割を果たします。

音の強弱を意識することで、曲のもつメッセージ性をより深く表現できるようになります。 真っ直ぐに感情をぶつけるような演奏は、ピアノを通して自分自身と向き合うきっかけにもなるでしょう。

◾️マシュマリー / MIMI

MIMIさんの『マシュマリー』は、透明感と少しの切なさをあわせ持つメロディーが印象的な楽曲です。

ピアノ演奏では右手の旋律が繊細に動く場面が多く、音の粒をそろえる意識が求められます。 左手は柔らかなコードを支える構成で、ゆったりしたテンポが初心者にも取り組みやすく感じられるでしょう。

ペダルをうまく使うことで、曲全体が優しくつながるような響きをつくることができます。 淡い雰囲気を壊さず、ひとつひとつの音に気持ちを込めて弾くことが表現のポイントです。

完成度が高くなくても、丁寧に音を出すだけで曲の魅力が伝わるのもこの曲の魅力です。

◾️ニア / 夏代孝明

夏代孝明さんの『ニア』は、切なさと希望が交差するようなメロディーが胸を打つ楽曲です。

ピアノでは、右手に乗るメロディーが流れるように展開し、感情の起伏を丁寧に表現することが求められます。 左手はコードを支えながらも、場面によって変化をつける工夫が必要になります。

構成自体はわかりやすく、曲の流れに沿って少しずつ練習すれば初心者でも取り組みやすい内容です。

ペダルを控えめに使いながら、フレーズごとに呼吸を意識して弾くと、より自然な演奏につながります。 感情を乗せて音を届ける楽しさを教えてくれるような一曲です。

◾️パジャミィ / いよわ

いよわさんの『パジャミィ』は、ユニークなサウンドと気だるい雰囲気が魅力の楽曲です。

ピアノでは、右手のメロディーが不規則なようでありながらも耳に残るラインを描くため、フレーズのまとまりを意識すると演奏しやすくなります。

左手はリズムを淡々と刻むパートが多く、一定のテンポをキープする力が身につきます。 テンポや音の抑揚が自然体な楽曲なので、リラックスしながら取り組むと曲の世界観に入りやすいでしょう。

構成自体はシンプルなため、反復練習で無理なく覚えられるのも初心者にとって安心です。 遊び心のある音を楽しみながら、肩の力を抜いて演奏を味わえる一曲です。

◾️グッバイ宣言 / Chinozo

Chinozoさんの『グッバイ宣言』は、勢いあるサウンドと中毒性の高いメロディーが特徴の人気曲です。

テンポは速めですが、パターンが明確なので繰り返し練習すれば初心者でも十分に弾きこなせます。 右手のメロディーはリズムの変化が楽しく、軽快なタッチで演奏するのがポイントです。

左手はコード進行が中心で比較的シンプル。しっかりとリズムを支えられるようになると全体が安定します。 アクセントのつけ方次第で曲のノリが大きく変わるため、身体のリズムに合わせて演奏するのがコツ。

ポップで明るい曲調なので、弾いている自分も元気になれるような、楽しいピアノ体験ができる一曲です。

◾️かすみそう / ねじ式

ねじ式さんの『かすみそう』は、やさしく儚い世界観と感情のこもった旋律が印象的なバラード曲です。

テンポはゆったりしており、初心者でも落ち着いて取り組むことができます

。 右手のメロディーは流れるようなフレーズが多く、音のつながりを意識して滑らかに弾くことが大切です。 左手は安定したコード進行を支える役割で、基本をしっかり押さえていれば無理なく演奏できます。

ペダルの使い方次第で柔らかく美しい響きが生まれるので、音を伸ばすタイミングも練習ポイントのひとつ。 心を込めて一音一音を丁寧に奏でることで、楽曲のもつ繊細な雰囲気をピアノで表現する喜びが味わえる作品です。

◾️セツナトリップ / Last Note.

Last Note.さんの『セツナトリップ』は、前向きで疾走感あふれるメロディーが魅力のアップテンポなボカロ曲です。

テンポは速めですが、メロディーとコードが明快なため、部分ごとに区切って練習すれば初心者にも十分対応可能です。

右手は跳ねるようなフレーズが続き、軽やかなタッチでリズムに乗ることがポイントです。 左手はコードバッキング中心で、リズムキープ力が求められます。

音数は多くてもパターン化されているため、反復練習で自然に指が動くようになります。 楽しくテンポ良く演奏することで、音楽のエネルギーをピアノからダイレクトに感じられる爽快な一曲です。

◾️深海少女 / ゆうゆ

ゆうゆさんの『深海少女』は、静けさと力強さが交錯するような神秘的な楽曲です。 ピアノ演奏では、ゆったりとしたテンポと豊かなコード進行が特徴で、初心者でも落ち着いて練習できます。

右手はメロディーを滑らかに弾くことを心がけ、フレーズごとに丁寧に音をつなぐ意識が必要です。 左手はシンプルなコード進行ながら、場面ごとの強弱変化に注意することで曲の表情が深まります。

ペダルの使い方が演奏全体の雰囲気に大きく影響するため、響きすぎず濁らないバランスを探ると良いでしょう。

静かな中にも感情が込められた世界観を、ピアノでゆっくり表現できる味わい深い一曲です。

◾️ハロ／ハワユ / ナノウ

ナノウさんの『ハロ／ハワユ』は、静かに語りかけるような旋律と内省的な歌詞が心に残るバラードです。

ピアノでは右手のメロディーが繊細に動き、感情のこもったタッチが求められます。 左手はコード中心ですが、和音の切り替えや間の取り方が大切で、曲全体の空気感を左右します。

テンポは遅めで、初心者でもゆっくりと音の動きを理解しながら弾けるため、落ち着いて取り組むことができます。 ペダルを使いすぎずに、ひとつひとつの音が持つ響きを大切にすることで、優しい余韻が生まれます。

繊細でありながらも強い思いが込められたこの楽曲は、ピアノの表現力を学ぶ上で貴重な経験となるでしょう。

まとめ

ピアノ初心者でも挑戦しやすいボカロ曲は、練習を楽しみながら演奏力を高められるのが魅力です。難しすぎないアレンジでも、メロディーの個性や世界観はしっかり伝わるので、弾いていて満足感を得やすいはず。今回紹介した20曲の中には、ゆったりとしたテンポや繰り返しの多い構成など、習い始めでも扱いやすい楽曲がそろっています。お気に入りの一曲を見つけて、自分らしい演奏を楽しんでみましょう。