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日本全国の鉄道をテーマにした歌

日本全国を走る鉄道は、日々の通勤通学だけでなく、旅の情緒や郷愁を運んでくれる存在。そんな鉄道をテーマにした楽曲は、各地の風景や人生模様を描きながら、心に残るメロディーを届けてくれます。走る列車のリズムや駅の情景、別れと出会いを映し出す歌詞は、聴く人の記憶を優しく呼び起こしてくれるはず。演歌やJ-POP、フォークソングまで幅広いジャンルで愛され続けている鉄道ソングをこの記事では30曲厳選してご紹介します。

鉄道好きにも音楽ファンにもおすすめのラインナップです!
(※一部音源がない鉄道の歌がございます。あらかじめご了承くださいませ)
・鉄道や旅が好きで、鉄道をテーマにした音楽を楽しみたい人
・日本全国のさまざまな地域や路線を歌で感じたい方
・鉄道ファンだけでなく、ノスタルジックで風景を感じる歌を探している人
日本全国の鉄道をテーマにした歌30選
◾️東海旅客鉄道株式会社 社歌
東海旅客鉄道株式会社の『東海旅客鉄道株式会社 社歌』は、鉄道の安全と信頼を象徴する荘厳な一曲です。
作詞を林望、作曲を佐藤眞が手がけ、日本のインフラを支える使命感が込められています。
社歌ながらも一般の人々にも親しみやすいメロディーで、鉄道マンの誇りや働く姿を讃えるような歌詞が印象的です。大きな夢と責任を胸に進む姿が思い浮かび、聴く人の心を励まします。
JR東海の歴史と未来を象徴する楽曲として、多くの人に受け継がれていくでしょう。
◾️鉄道唱歌(中央線)
大和田健樹作詞、多梅稚作曲による『鉄道唱歌(中央線)』は、日本の鉄道旅情を詩的に表現した名曲です。
明治時代から受け継がれてきたこのシリーズは、各路線の風景や歴史が歌詞にちりばめられ、時代を越えて愛されています。
中央線編では、新宿から甲府までの風景を情緒豊かに歌い上げ、鉄道と共に歩む日本の発展を感じさせてくれます。親しみやすい旋律と、地名を巡る楽しさがあり、鉄道ファンや子どもにも人気の高い一曲です。郷愁と旅心を誘う名唱歌です。
◾️季節の風
みなと源太の『季節の風』は、鉄道旅の情景と四季の移ろいを優しく描いた作品です。
各地の駅や車窓から見える風景を丁寧に歌詞に織り込み、聴き手を旅へと誘ってくれます。心地よいフォーク調のメロディーも魅力です。
鉄道という移動手段を通じて、人々の生活や感情をつなぐメッセージが込められており、ノスタルジックな気持ちにさせられます。鉄道ファンのみならず、日常に小さな旅を感じたい人にもおすすめの一曲です。
◾️小田急ピポーの電車
三木鶏郎の『小田急ピポーの電車』は、軽快でユーモアあふれる鉄道ソングです。
小田急電鉄の特徴や沿線の風景を楽しく紹介する構成で、子どもから大人まで楽しめる親しみやすさが魅力です。リズム感ある歌詞が耳に残ります。
三木鶏郎らしい独特のセンスが光るこの曲は、鉄道のイメージを明るく、そして身近にしてくれます。通勤や通学で慣れ親しんだ小田急線の魅力を、歌を通じて再発見できる楽曲として、多くの人に愛されています。
◾️伊予鉄道唱歌
大和田健樹作詞、田村虎蔵作曲の『伊予鉄道唱歌』は、四国・松山を走る伊予鉄道の魅力を語りかけるように歌った作品です。
古き良き時代の鉄道旅の情景が丁寧に表現されており、郷愁あふれる一曲として知られています。
沿線の自然や町並み、鉄道にまつわる情緒が歌詞に盛り込まれており、地域に根ざした鉄道文化を感じられます。現代でもなお歌い継がれるこの曲は、伊予鉄道を象徴する存在として、地元の人々にとっても大切な楽曲です。
◾️会いにいきます 飯田線
笠木敦志の『会いにいきます 飯田線』は、長野と愛知を結ぶ飯田線を舞台にした心温まる一曲です。
沿線の風景や人々との出会いが歌詞に丁寧に描かれ、まるで旅の情景が浮かんでくるような感覚を味わえます。
日常と旅のあいだを行き来するような旋律が心を打ち、鉄道に乗る楽しさを再認識させてくれる楽曲です。
遠くにいる大切な人に会いに行く、その小さな決意が丁寧に描かれており、聴く人の心に優しく寄り添います。
鉄道ファンはもちろん、誰かを想う気持ちを抱えたすべての人に響く、そんな旅情あふれる作品です。
◾️東京地理教育電車唱歌
石原和三郎と田村虎蔵による『東京地理教育電車唱歌』は、教育的な要素と音楽を融合させたユニークな作品です。
東京の各地を電車で巡りながら、その地域の特性や歴史を分かりやすく伝えており、子どもにも親しみやすい内容です。
音楽を通して地理を学ぶという発想は新しく、当時の教育の創意工夫を感じさせます。
リズミカルなメロディーと語り口が印象的で、鉄道に興味を持ち始めた子どもたちにもぴったりの一曲です。
学びと楽しさが詰まった、時代を越えて味わいたい教育唱歌の名作です。
◾️あしたへ向かって
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荒木とよひさと堀内孝雄による『あしたへ向かって』は、鉄道を通して人生の前進を歌い上げた希望に満ちた楽曲です。
列車が走り続ける姿と、自分自身の未来へ進む決意が重ねられており、聴く人に力を与えてくれます。
ゆったりとしたメロディーと、包み込むようなボーカルが心を温かくし、どんなときでも“前へ”という想いを後押しします。
鉄道旅のワクワク感と、人生の節目で感じる希望を同時に表現しており、幅広い世代に愛される一曲です。
静かに心を奮い立たせてくれる、応援ソングとしてもぴったりの一曲です。
◾️浪漫鉄道
伊藤アキラと鈴木キサブローによる『浪漫鉄道』は、鉄道の旅に対する憧れとロマンを詰め込んだ名曲です。
レトロな鉄道の情景と、どこか郷愁を誘うメロディーが心に染みわたり、旅情を大切にしたい人にはたまらない一曲です。
列車に揺られながら過ごす時間の美しさを、詩的な歌詞で丁寧に描いており、心を豊かにしてくれます。
現代のスピード社会では忘れがちな“ゆっくりと進む旅”の良さを再発見させてくれるような魅力があります。
鉄道を愛する人なら、一度は耳にしておきたい、時間がゆるやかに流れる珠玉の作品です。
◾️鉄道唱歌(山陽本線)
『鉄道唱歌(山陽本線)』は、明治期に生まれた日本の代表的な唱歌シリーズの一つで、鉄道路線を辿りながら地理や文化を学べる作品です。
この山陽本線編では、神戸から九州方面に至る沿線の景観や名所、歴史が歌詞に盛り込まれ、旅情と学びを同時に楽しめます。
やや古風な文語調ながらも、その語り口には品格と教養が漂い、鉄道の魅力を格調高く伝える力を持っています。
鉄道ファンはもちろん、歴史や地理に関心のある人にとっても貴重な資料的価値を持つ一曲です。
◾️しなやかな風
『しなやかな風』は、作詞・森雪之丞、作曲・つのだひろによる、心にそっと寄り添うような穏やかなナンバーです。
軽やかなメロディーに乗せて、自分らしさや自由への思いが語られ、どこか鉄道の旅にも似た開放感を感じさせます。
風景の中をすり抜けていくようなサウンドは、移ろう季節や時間の流れとも重なり、聴くたびに異なる表情を見せてくれます。
やさしくもしっかりと芯のある歌詞が印象的で、日々を前向きに歩む力を静かに与えてくれる楽曲です。
◾️デキちゃんはトコトコ走る
『デキちゃんはトコトコ走る』は、ローカル鉄道の小さな電気機関車「デキちゃん」を主人公にした、温もりあふれる楽曲です。
子ども向けのやさしいメロディと、愛らしいキャラクター性が魅力で、鉄道を身近に感じられる一曲として親しまれています。
日常を支えるローカル鉄道の健気さや、地域への思いが詰まっており、鉄道を応援したくなるような気持ちにさせてくれます。
家族や地域と鉄道のつながりを感じられる、あたたかなメッセージソングです。
◾️軽便鉄道節
『軽便鉄道節』は、昭和初期の軽便鉄道を題材にした、庶民的で親しみやすい鉄道民謡です。
軽便鉄道とは、狭軌で走る小さな鉄道のことで、その愛嬌ある姿と地域密着型の存在が歌詞とメロディに表れています。
少しユーモラスで、どこか懐かしいメロディが、古き良き日本の風景や人々の生活を鮮やかに蘇らせてくれます。
地域ごとの特色や鉄道愛がにじみ出たこの楽曲は、鉄道と人との距離感を再認識させてくれる貴重な一曲です。
◾️近鉄特急
楽曲情報募集中
『近鉄特急』は、作詞作曲を手がけた三木鶏郎らしいユーモアと風刺が光る、異色の鉄道ソングです。
近畿日本鉄道の特急列車を題材にしながら、軽快なリズムと洒脱な歌詞で、当時の鉄道ブームと市民生活の融合を描いています。
列車のスピード感や快適さだけでなく、旅への期待やワクワク感も音楽に乗せて表現されており、聴いていて楽しくなります。
三木鶏郎ならではの風刺的ユーモアが効いた一曲で、鉄道ソングの中でも独自の地位を築いています。
◾️峠のシェルパ
『峠のシェルパ』は、鉄道ファンにとって特別な存在である補助機関車=“シェルパ”に焦点を当てたユニークな楽曲です。
険しい峠越えを支えるその姿を、力強くも繊細なメロディに乗せて歌い上げ、鉄道の裏方としての誇りが感じられます。
吉野奈々さんによる作詞作曲で、鉄道への深い愛情と機関士への敬意が詰まった一曲に仕上がっています。
山間の厳しい自然と機関車の健気な働きが、音と詞でリアルに描かれた感動的なナンバーです。
◾️北の大地
『北の大地』は、北海道の広大な風景とそこに生きる人々への想いを、美しいメロディと歌詞で描いた楽曲です。
作詞の山上路夫さんと作曲の森田公一さんが手がけ、雄大な自然と心温まる郷愁が感じられるバラードとなっています。
鉄道とともに旅する中で出会う風景や人との絆が丁寧に紡がれ、聴く人の心をやさしく包みこむような優雅さを持っています。
北海道の鉄道旅をより情感豊かにしてくれる、心に残る一曲です。
◾️空と波の間に
『空と波の間に』は、鉄道の車窓から見える風景や、旅先で感じる自由と希望を詩的に綴った爽やかな楽曲です。
作詞のあおいりんこさんが描く透明感ある言葉と、相沢智之さんの洗練されたメロディが絶妙にマッチしています。
特に海沿いを走る列車をイメージさせるような音作りが印象的で、風と光を感じるサウンドが心地よく耳に残ります。
非日常の旅のひとときを、そっと彩ってくれるような美しい鉄道ソングです。
◾️鉄道唱歌(奥州降り)
『鉄道唱歌(奥州降り)』は、鉄道唱歌の地方版として制作された作品で、東北地方を走る路線の風景や名所を盛り込みながら展開されます。
作詞・作曲を四竈兄弟が手がけ、地元愛と郷愁が溢れる語り口が特徴的です。
やや叙情的な語りのなかに、土地の歴史や文化が巧みに織り込まれており、教育的側面と旅情を兼ね備えた作品になっています。
古き良き唱歌のスタイルを残しつつも、地域の魅力を独自の視点で伝える貴重な地方鉄道歌です。
◾️京阪特急
『京阪特急』は、三木鶏郎による風刺と洒脱が効いた作詞作曲に、嵐野英彦の編曲が彩りを添える、ユニークな鉄道ソングです。
大阪と京都を結ぶ京阪電鉄の特急列車をテーマに、都市間を駆け抜けるスピード感や、沿線の情景をコミカルに表現しています。
軽快なリズムに乗ったユーモラスな歌詞は、一度聴くと耳に残り、昭和歌謡的な懐かしさも魅力のひとつです。
鉄道の魅力をポップに伝える、異色かつ愛され続ける名曲といえるでしょう。
◾️人間が好きだから -京急の仲間達-
『人間が好きだから』は、京急電鉄を舞台に働く人々の温かさや、日常を支える鉄道員たちの姿を歌い上げた感動作です。
服部克久さんによる壮大で美しいメロディに、田中京子さんと荒木とよひささんの詞が寄り添い、鉄道を愛する心が丁寧に描かれています。
通勤や通学で利用する人々と、それを支える職員たちのつながりがテーマとなっており、鉄道を介した人間ドラマを感じさせる一曲です。
企業CMソングとしても知られ、鉄道のやさしい一面が表現された名曲です。
◾️街と生きる
『街と生きる』は、遠州鉄道を中心とした地域交通と、地域の人々とのつながりをテーマにした企業発のオリジナルソングです。
作詞を手がけたのは遠鉄グループ社員一同。実際に働く人々の言葉を紡ぎ、現場のリアルと誇りがにじむ内容になっています。
作曲は映画音楽などで知られる村松崇継さん。心地よいピアノの旋律とともに、地元の暮らしに寄り添う鉄道の姿を温かく表現しています。
地域密着型のやさしさと未来への希望が込められた一曲です。
◾️好きです江ノ電
『好きです江ノ電』は、海沿いを走る江ノ電への愛情を込めて制作された、のんびりとした雰囲気が魅力のご当地ソングです。
ローカル鉄道ならではの風景や、人々とのふれあいを温かく描き、日常と非日常が交差するようなやさしい空気感が伝わってきます。
歌詞には江の島や鎌倉など沿線の情景がふんだんに盛り込まれており、旅の記憶や観光のワクワク感を呼び起こしてくれます。
親しみやすいメロディで、地元の人々にも長く愛される鉄道ソングの定番です。
◾️鉄道唱歌(山手線)
『鉄道唱歌(山手線)』は、現代における東京の主要環状線・山手線の各駅を紹介する教育的楽曲で、親しみやすい旋律と語呂のよい歌詞が特徴です。
明治期の唱歌スタイルを継承しながらも、現代の駅名や街の特徴が反映されており、地域理解や鉄道知識の入門にも適しています。
作詞の下山啓さんが、地理とリズム感を巧みに織り交ぜ、駅の魅力をテンポよく伝えてくれます。
親子で口ずさめる構成となっており、遊びながら山手線を学べる名作です。
◾️東武ロマンスカー
『東武ロマンスカー』は、東武鉄道の特急列車をテーマにした楽曲で、来宮洋一さんによるオリジナル作品です。
特急列車に乗って出かけるワクワク感と、沿線の自然や観光地の魅力が軽快なリズムにのせて歌われており、鉄道旅の楽しさを素直に表現しています。
昭和の香りを残す親しみやすいメロディとともに、特急車両の華やかさや夢のある時間が伝わってきます。
鉄道ファンのみならず、子どもから大人まで幅広い世代に響く、郷愁と希望に満ちた一曲です。
◾️南海電車の歌
『南海電車の歌』は、広告音楽の先駆者・三木鶏郎さんが手がけた楽曲で、南海電鉄の魅力をユーモアと愛情を込めて歌い上げています。
メロディは明るく軽快で、耳に残るテンポのよい構成が特徴。沿線の風景や駅名がテンポよく登場し、乗客の気持ちを盛り上げる工夫が凝らされています。
南海のアイデンティティと関西らしい親しみやすさを詰め込んだ一曲として、今なおCMソングや社歌的な存在として語り継がれています。
企業と鉄道ファンの心をつなぐ、昭和の名鉄道ソングです。
◾️大阪市街電車唱歌
『大阪市街電車唱歌』は、大阪市内を走る市電を題材にした明治期の唱歌で、大和田健樹・田村虎蔵による「鉄道唱歌」シリーズのひとつです。
沿線の名所や風景、街の文化がリズミカルに紹介されており、音楽を通して都市の成り立ちや地理を楽しく学べる構成になっています。
近年の編曲ではときゆうじ氏が現代的なアレンジを加え、古き良き唱歌を現代に蘇らせる試みもなされています。
歴史と教育、郷土愛が詰まった貴重な鉄道文化財とも言える一曲です。
◾️鉄道唱歌(身延線)
『鉄道唱歌(身延線)』は、明治期から続く「鉄道唱歌」シリーズの一環で、山梨と静岡を結ぶ身延線を題材にしています。
富士山を望む絶景や、沿線の歴史、風土が丁寧に織り込まれており、旅情豊かな歌詞が特徴です。
作曲はおなじみの多梅稚氏で、クラシカルなメロディとともに、地域の風景を心に残る形で伝えてくれます。
旅の記憶と日本の地理を歌で辿る、「唱歌」という文化の魅力が息づいた一曲です。
◾️ぐんぐん京成
『ぐんぐん京成』は、京成電鉄をテーマに制作された楽曲で、沿線の発展と明るい未来を象徴する応援歌のような存在です。
軽快で前向きなメロディと共に、「ぐんぐん伸びる京成」のスローガンを音楽に乗せて表現。
地域住民に愛される鉄道の姿を明るく描き、企業イメージの向上にも寄与してきました。
鉄道と地域の関係性が、歌によってより深まる好例ともいえる楽曲です。
◾️時の列車
『時の列車』は、シンガーソングライター・熊木杏里さんが手がけた、鉄道と時間の流れを重ね合わせた叙情的なバラードです。
列車が進む風景とともに、人の心の揺れや成長が丁寧に綴られ、聴く人の記憶や旅路にそっと寄り添います。
温かく透明感のある歌声と、繊細なメロディラインが印象的で、日常にある鉄道の風景を詩的に昇華させています。
単なる“鉄道の歌”にとどまらない、心を旅するような作品です。
まとめ
鉄道をテーマにした歌は、単なる交通手段としてではなく、人生や風景、感情までも乗せて走る“物語”を映し出しています。どの曲にも、旅の途中に感じる高揚感や、別れの切なさ、帰路に込めた思いなどが繊細に描かれており、聴くたびに新たな発見があるはずです。今回ご紹介した30曲の中から、お気に入りの鉄道ソングを見つけてみてください。音楽を通して、まだ見ぬ風景や想い出の駅へと、心の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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