ロックバンドの演奏がかっこいい洋楽。情熱的なバンドサウンドが響く曲

洋楽ロックバンドの人気曲は、ギターリフやイントロなどの楽器演奏が印象的なものが多いですよね。

力強いボーカルや情熱的なバンド演奏が絡み合うバンドサウンドは世界中のリスナーから支持されています。

この記事では、海外のロックバンドが手掛けるテンションが上がる曲をピックアップしました。

テクニカルな演奏技術が披露される曲や重厚なバンド演奏が響く曲まで幅広く紹介していきます。

テンションが上がる洋楽のラインナップをぜひチェックしてみてくださいね。

ロックバンドの演奏がかっこいい洋楽。テンションが上がる曲

■I WANNA BE YOUR SLAVE / Måneskin

イタリア出身のロックバンド、マネスキンが2021年にリリースしたアルバム『Teatrod’ira-Vol.I』に収録されている楽曲『I WANNA BE YOUR SLAVE』は、力強いギターリフとパワフルなボーカルが特徴的なロックナンバーです。この曲は、激しいビートに乗せて、情熱的な愛と献身を歌う内容となっています。歌詞には、スリリングな愛情が込められた過激な表現が用いられており、リスナーを圧倒するような存在感を放っています。また、曲中にはベースソロやギターソロなど、各楽器の見せ場も盛り込まれており、バンドの演奏力の高さが存分に発揮されています。マネスキンの代表曲の一つとして世界中で人気を集めるロックナンバーです。

■Brianstorm / Arctic Monkeys

2007年にリリースされたアルバム『Favourite Worst Nightmare』のオープニングトラックである『Brianstorm』は、アークティック・モンキーズの音楽性の変化を象徴する楽曲として知られています。前作までのガレージロックから一転し、パワフルなドラムとサーフロック風のトレモロギターを駆使したヘビーなサウンドが特徴です。楽曲はスリリングな展開とキャッチーなメロディで構成されており、聴き手を圧倒するようなエネルギーに満ち溢れています。『Brianstorm』は、アークティック・モンキーズの更なる飛躍を決定づけた重要な楽曲であり、ライブでの定番曲としても愛されています。

■The Pretender / Foo Fighters

Foo Fightersの6枚目のスタジオアルバム『Echoes,Silence,Patience&Grace』のリードシングルとして2007年にリリースされた『The Pretender』は、力強いギターリフとタイトなリズムセクション、そしてデイヴ・グロールさんの熱のこもったボーカルが特徴的なロックアンセムです。シンプルなイントロから徐々に盛り上がっていく構成は、聴衆を一気に楽曲の世界へと引き込みます。サビでは開放感のあるメロディーが印象的に響き、ライブでは定番の盛り上がりポイントとなっています。『The Pretender』は、Foo Fightersの代表曲の一つとして、世界中で多くのファンから愛されています。

■Californication / Red Hot Chili Peppers

レッド・ホット・チリ・ペッパーズの7枚目のスタジオアルバム『Californication』に収録された同タイトルの楽曲は、カリフォルニア州への憧憬と批判を込めたロックナンバーです。このアルバムは、これまでのハードなサウンドから一転、メロディアスで優しい雰囲気に変化しました。こちらの楽曲は、その中でも特に印象的な楽曲です。ギターの繊細なフレーズとアンソニー・キーディスの力強いボーカルが織り成すメロディーは、聴く者の心を惹きつけます。歌詞は、カリフォルニア州の華やかさと虚飾、そしてそこに潜む闇を描写しています。夢と現実、希望と絶望が交錯する『Californication』は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの代表曲の一つとして、今もなお多くの人々に愛されています。

■Numb / Linkin Park

Linkin Parkの代表曲である『Numb』は、2003年にリリースされたアルバム『Meteora』に収録されています。激しいギターリフとラップが特徴的なロックナンバーであり、歌詞は、社会や周囲からのプレッシャーに押しつぶされ、自分自身を見失いそうになっている主人公の心情を描いています。サビで繰り返されるフレーズは、感覚を失い、何も感じられなくなってしまった主人公の姿が表現されています。また、映画やテレビドラマのサウンドトラックにも多数使用されており、その知名度の高さを伺い知ることができます。LinkinParkの音楽性を体現する『Numb』は、ロックファンにとって必聴の曲と言えるでしょう。

■The Sound / The 1975

イギリス出身のポップ・ロック・バンド、The 1975が2016年にリリースしたアルバム『I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It』に収録されている『The Sound』は、ハウス、ポップ、ディスコ、インディーポップの要素が融合した軽快なダンスナンバーです。ボーカルのマシュー・ヒーリーさんの艶やかな歌声と、軽快なリズムが織り成す心地よいサウンドが特徴です。楽曲後半には、シンセサイザーとドラムの音色が重なり、よりエネルギッシュな展開を見せます。『The Sound』は、The1975の代表曲の一つであり、ライブでも定番として演奏されています。

■Smells Like Teen Spirit / Nirvana

1991年にリリースされたアルバム『Nevermind』に収録された『Smells Like Teen Spirit』は、グランジロックの代表曲として知られるニルヴァーナの代表曲の一つです。激しいギターリフとパワフルなドラムサウンドに乗せて、カート・コバーンさんのボーカルが社会への反抗や青春の葛藤を歌い上げています。シンプルなメロディーとキャッチーなサビは、世界中の人々を魅了し、グランジロックをメジャーシーンへと押し上げました。こちらの楽曲は、ロック史に残る名曲として、今なお多くの人々に愛され続けています。

■The Overload / Yard Act

イギリスのロックバンド、Yard Actが2022年にリリースしたアルバム『The Overload』のオープニングトラックである同タイトルの曲は、軽快なビートとダンサブルなベースラインに乗せて、現代社会の生きづらさを描いた楽曲です。ボーカルのジェームズ・スミスウィットさんが歌いこなす、ウィットに富んだ歌詞は、SNS中毒や政治的な分断など、現代人が抱える様々な問題をコミカルに表現しています。また、サックスやトランペットなどの生楽器が織りなすファンキーなサウンドは、どこか懐かしさを感じさせながらも、新鮮な印象を与えます。『The Overload』は、YardActの音楽性の幅広さを示す代表曲の一つであり、2022年のロックシーンにおいて高い評価を得ました。

■Bull In The Heather / Sonic Youth

Sonic Youthが1994年リリースしたアルバム『Experimental Jet Set, Trash and No Star』に収録された『Bull In The Heather』は、ノイズロック曲です。ギターのリードとリズムセクションが絡み合い、激しい演奏と緩急のある構成が特徴です。ボーカルはエコーがかかり、不穏な雰囲気を醸し出しています。最終的には徐々に静まり、余韻を残して終了します。こちらの楽曲は、Sonic Youthのノイズロックの代表曲の一つとして知られています。激しい演奏と不穏な雰囲気は、聴く者に強烈な印象を与えます。

■when you sleep / my bloody valentine

1991年にリリースされたアルバム『Loveless』に収録された『When You Sleep』は、My Bloody Valentineの代表曲であり、シューゲイザーという音楽ジャンルを象徴する楽曲として知られています。特徴的なのは、激しいノイズと轟音ギター、そしてボーカルの繊細なメロディーが織り成す独特なサウンドです。まるで夢の中を彷徨っているような、幻想的で陶酔感のある雰囲気が作り出されています。また、ケヴィン・シールズさんによる革新的なギターエフェクトの使用も注目すべき点です。フィードバックやリバーブを駆使した効果によって、ギターの音色が無限に広がり、空間全体を包み込むような音響を作り出しています。『When You Sleep』は、その後のロックミュージックに大きな影響を与え、シューゲイザーというジャンルを確立する上で重要な役割を果たしました。

■Take Me Out / Franz Ferdinand

スコットランド出身のインディーロックバンド、フランツ・フェルディナンドのデビューアルバム『Franz Ferdinand』に収録された『Take Me Out』は、彼らの代表曲の一つとして広く知られています。疾走感あふれるビートとキャッチーなギターリフ、そしてボーカル、アレックス・カプラノスさんの力強い歌声によって構成されたこの曲は、ライブでも盛り上がること間違いなしの一曲です。『Take Me Out』は、リリース後すぐに世界中でヒットし、フランツ・フェルディナンドを一躍有名にしました。その後も、様々なアーティストによってカバーされたり、映画やドラマのサウンドトラックに使用されたりと、幅広い層に愛され続けている曲です。

■Karma Police / Radiohead

Radioheadが1997年にリリースしたアルバム『OK Computer』に収録された楽曲『KarmaPolice』は、現代社会における監視社会と個人の葛藤を描いた楽曲です。歪んだギターと不穏なベースラインに乗せて、トム・ヨークは監視社会への不信感と個人へのプレッシャーを歌い上げます。歌詞には、監視の目が常に自分を追いかけているような表現が散りばめられています。しかし、サビでは一転して力強い演奏が展開。これは、監視社会に抵抗しようとする個人の意志を表現していると言えるでしょう。『Karma Police』は、テクノロジーの発展によって生まれた新たな社会問題を鋭く描いた楽曲として、多くのファンから支持されています。

■終わりに

疾走感のあるバンドサウンドを聴いていると、歌詞の内容が分からないままリズムに乗ることもあるかと思います。楽器演奏に着目して聴くもよし、心のままに音楽を楽しむのもいいでしょう。熱く盛り上がれるような洋楽ロックバンドの曲に出会うきっかけになれば幸いです。