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【ライブレポ】音楽と食を楽しむ北海道のフェス『SORAON2025』

2022年に北海道樺戸郡新十津川町で始まった野外音楽フェス『SORAON』。今年は来年で空港開港100年目を迎える千歳市で開催となりました。
SORAONは『フェス』と『ピクニック』を融合した『フェスニック』をテーマに小さいお子さんがいる家族連れでも楽しめる音楽フェスなのが特徴です。
今年は生憎の天気となってしまいましたが、音楽の力で心は晴れやかな気持ちになりました。
今回は『SORAON 2025』の様子を夏フェス参戦暦15年以上の筆者がレポートします!

saku
Webディレクター
日本最大手の音楽メディア編集者 | 5年間ディレクションやライターを担当。アーティストインタビューやライブレポート、特集記事の企画・編集を手がけ、数多くの音楽情報を届けてきた実績を持つ。
音楽好きの知りたい情報を発信
複数サイトを運営するディレクター

やっち
6匹の猫と暮らす北海道出身・在住のWebライター。道内でのライブにとどまらず道外へも足を運び、旅行と音楽の両方を楽しむのが生きがい。
・音楽フェスの雰囲気やリアルな体験を知りたい人
・グルメも楽しめるフェスを探している人
・SORAONや北海道の音楽イベントに興味がある人

ORANGE RANGEや氣志團、LOVE PSYCHEDELICOなど幅広いジャンルのアーティストが歌やダンス、演奏を披露するSORAONの魅力をこの記事では解説していきます!(以下アーティスト参照)
【SORAON2025 最終アーティスト解禁✨】
— SORAON (@soraonfes) April 10, 2025
6月21日(土) 千歳市で開催する
「#SORAON2025 〜空飛ぶ愛と、音楽と〜」
✈️通算ライブ数2,700公演以上。
デビュー45年目を迎える日本を代表するライブバンド!
今回はPUFFYとのスペシャルコラボにてお届け!
「スターダスト☆レビュー with Special Guest… pic.twitter.com/w7V5vSeQUE
【会場】日本航空学園 新千歳空港キャンパス 特設会場へ


駐車場に車を停めて会場である日本航空学園 新千歳空港キャンパスへ向かいます。
曇天の中歩いていると、前方に大きなゲートが迎えてくれました。
ゲートも千歳市民専用入場券、一般入場券など、チケットの種類ごとに分かれていたため、スムーズに入場できました。
もちろん、ライブを観る時間もテンションが上がりますが、入場する時の高揚感は何にも変え難い瞬間です。チケット確認と引き換えにリストバンドを受け取り、手首につけて会場内へ進んでいきます。


エントランスゲートを抜けると、真っ先にエリアマップとタイムテーブル、協賛企業の弾幕が見えます。
事前にHPでもマップとタイムテーブルを確認していたのですが、改めて現在地とブースの位置関係を確認しました。
この日は夕方から雨が降ってしまい、なかなかスマートフォンを出せない状況下にあったため、この弾幕を見ながら予定を確認していました。
協賛企業を見ると、空の玄関口である『北海道エアポート株式会社』をはじめ『ほくでん』、『HBC(北海道放送)』、『北海道新聞社』など、北海道にゆかりのある企業が並んでいます。
【SORAON2025 会場MAP(簡易版)公開 ✈️🌟】
— SORAON (@soraonfes) April 29, 2025
日本航空大学校 新千歳校の全面協力のもと
滑走路を活用した、千歳市らしいフェスになりそうです🛬🧑✈️
さらに詳しいMAPは、後日あらためてお知らせ予定。
お楽しみに👀❗️… pic.twitter.com/PI1CozP1pD
【協賛企業の例】
・北海道エアポート株式会社
・ほくでん
・HBC(北海道放送)
・北海道新聞社
等
入場後まもなく氣志團のライブがスタート


筆者が入場してほどなくすると、本日のお目当て氣志團のライブがスタート。
『喧嘩上等』で始まり、会場内のKISSES(氣志團ファン)は大盛り上がり!数年前キャンプで千歳を訪れたというVo.綾小路翔は、前乗りして市民と交流をはかったそうです。
「TMKMI(苫小牧)の人が多かった」と軽快なトークを飛ばしていたかと思いきや、氣志團珠玉のバラード『落陽』が始まると、会場は一気にしっとりとしたムードに包まれました。
ラストは代表曲の『One Night Carnival』と、この日は『ジャンボリーミッキー』と『One Night Carnival』のマッシュアップバージョンも披露!
氣志團メンバーの着ぐるみも登場し、小さな子どももはしゃぎながら踊っていたのが印象に残っています。



子供たちから大人気のジャンボリーミッキーと代表曲のOne Night Carnivalを同時に楽しめるセットリストで会場は大盛り上がり。普段はなかなか実現しない楽曲の演奏やダンスが楽しめるのもフェスの魅力ですよね。
音楽とピクニックをテーマにしたフェスの食


夏フェスは音楽だけではなくフードも魅力の1つ。
SORAONでは北海道の飲食店を中心に全国から飲食店とキッチンカーが集結していました。この日は雨が降っていて気温も低かったため、ラーメンやスープカレーなど体を温めてくれるメニューに人気が集中していた気がします。
筆者は『明洞焼肉食堂』で厚切りのハラミがのった極上旨辛ビビンバをいただきました。
分厚くカットされたハラミはジューシーで、タレもご飯が進む味でした。またどこかのフェス会場で見かけたら食べたい1品です。
SORAONのフードエリアにはお腹を満たすご飯物だけではなく、スイーツも充実していました。
筆者がいただいたのはシナモンシュガー味のチュロスです。外はサクサク、中はもっちりとした生地で、ほのかにシナモンの香りが広がります。


この日はウェルカムステージで札幌国際情報高校吹奏楽部が演奏していたり、千歳ジュニアオーケストラの皆さんが参加していたりしたこともあり、出演後にチュロスを食べながらホッと一息ついている学生もたくさんいました。
ライブ会場にサウナ体験が楽しめるブース発見!
食後に会場内を散策していると「サ」と書かれた大きな看板を見つけました。
なんとこちらは『RUMOI SAUNA CLUB オヴェネグ』によるサウナ体験を楽しめるブース。


昨年のSORAONにも出店していたことから『サ活』はブームを超えて定着していることが分かります。今回は会場内にテントサウナが2台完備されている上、熱波師も帯同し熱波サービスを受けられます。
また、特製アロマ水でのセルフロウリュも可能なのも嬉しいポイントです。テントサウナの外には大きな水風呂とインフィニティチェアが設置されており、誰でも『ととのう』環境が完備されていました。



音楽フェスxサウナという異色のコラボが実現!野外フェスは楽しいけれど疲れてしまうこともあるので体や気分をリフレッシュしたい場面にもぴったりですね。


日本航空学園内のキャンパスということもあり、機体を間近で見ることもできました。
周りには乗り物好きな男の子が瞳を輝かせていたのが印象に残っています。ステージエリアのピクニックエリアに戻るとLOVE PSYCHEDELICOの演奏がスタート。
今回は『Premium Acoustic Set』と題し、バイオリンの音色とアコースティックギターの音色がゆったりとした時間を演出していました。
フェスと聞くと『前方で立って観る』イメージが強いですが、レジャーシートに座ってゆったり観れるのもSORAONの醍醐味です。
雨が降り出すSORAONのライブ会場


LOVE PSYCHEDELICOの演奏が始まったあたりから雨が本格的に降り始めました。
観客もレインコートや長靴に履き替えて『雨仕様』にチェンジ。そんな中登場したのが、大人気エンターテイメントグループであるリアルピースです。
「元気の押し売りアイドル」というだけあってこの悪天候を吹き飛ばすかのようなアップテンポの楽曲を披露!彼らのファンはライブだけではなく、ハイタッチ会にも参加していたようです。
会場内には推しのメンカラアイテムを身につけているファンをたくさん見かけました。


雨風がどんどん強まる中現れたのは北海道と真逆の地、沖縄から駆けつけたORANGE RANGEです。
『以心電信』でスタートしノンストップで『ロコローション』になだれ込むと会場のボルテージも一気に上がり、雨を吹き飛ばす常夏ムードに突入していました。
MCではVo.のHIROKIが「最近の曲でも盛り上がってくれますかー!」と自虐を込めたトークで会場を湧かせます。
観客に最近の曲でも旧曲と同じくらい盛り上がると『宣言』させると『解散カーニバル』、『マジで世界変えちゃう5秒前』を披露。宣言通りどころか、宣言以上に盛り上がっていたのが印象に残っています。



代表曲の『以心電信』や『ロコローション』だけでなく、新曲を惜しげもなく披露したORANGE RANGE。雨風が強まる中でライブを楽しむのも野外フェスの魅力の一つですよね。
おわりに


ORANGE RANGEの演奏で体がポカポカになったため、帰りに北海道江別市からキッチンカーで道内各地に出店している『Chitton Tatton』で軽く腹ごしらえ。
ホカホカの肉まんとイチゴミルク杏仁ドリンクをいただきました。
新十津川町から千歳市に開催地が移り、スケールアップしたことでどのような雰囲気になるか気になっていたのですが、大きな空と大地に包まれる北海道らしいフェスでした。
来年のSORAONに想いを馳せながらまた1年頑張りたいと思います。
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