映画『君の名は。』の曲一覧。主題歌や挿入歌まとめ

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◾️三葉の通学

この曲は、糸守町の風景とともに映し出される三葉の通学シーンに流れる楽曲です。
素朴でのんびりとした田舎の情景に合わせて、明るく軽快なギターのサウンドが響きます。
都会への憧れを抱きつつも、友達と笑い合いながら日々を過ごす三葉の素顔がよくわかる場面です。
田舎ならではの美しい景色や、三葉の元気な性格が音楽を通してしっかりと伝わってきます。
アコースティックギターの優しい音色が、彼女の心情をやさしく包み込むような印象的な一曲です。

◾️憧れカフェ

『憧れカフェ』は、三葉が瀧と入れ替わった状態で、彼のアルバイト先のカフェに立ち寄る場面で流れる楽曲です。
田舎暮らしの三葉にとって、都会の洗練されたカフェはまさに憧れの場所。
そんな感動と戸惑いが交錯する様子を、軽快なジャズ調のメロディが見事に描いています。
特に曲の後半にテンポが上がる展開は、慣れない接客に奮闘する三葉の姿とリンクしていて微笑ましいシーンに。
音楽と映像が絶妙に重なり合い、観ているこちらまでドキドキしてしまう名場面です。

◾️旅館の夜

『旅館の夜』は、瀧が旅館で三葉に関する記憶を辿ろうとするシーンに流れる曲です。
図書館での調査を終え、部屋で資料を読み漁る瀧ですが、肝心の名前すら思い出せない――そのもどかしさが静かなピアノの旋律から伝わってきます。
やがて寝落ちしてしまい、ふいに聞こえる「瀧君、覚えてない?」という三葉の声。
夢か現実かわからない不思議な瞬間と、彼の胸に残る焦燥感や切なさが音楽に重なります。
静かで寂しげな響きが印象的な楽曲です。

◾️奥寺先輩のテーマ

この曲は、奥寺先輩のスカートが破れた場面で流れるテーマ曲です。
入れ替わった三葉が手際よく縫い直す姿に、奥寺先輩も思わず驚きます。
都会的で大人っぽい雰囲気を持つ奥寺先輩への、三葉の淡い憧れや、瀧の片思いの気持ちも、この曲に織り込まれています。
アコースティックサウンドを中心に、美しくもどこか距離感のある旋律が響き、彼女の魅力を引き立てています。
瀧・三葉・奥寺、それぞれの想いが交錯するシーンに寄り添うような温かな一曲です。

奥寺先輩とデートすることになった瀧の動揺する様子や三葉との関係性が気になるシーンです。

◾️飛騨探訪

『飛騨探訪』は、瀧が記憶を頼りに飛騨を訪れるシーンで流れる楽曲です。
必死に思い出しながら描いた地図を手に、仲間たちと一緒に糸守を探して旅を続ける――そんな情景を軽快なピアノが彩ります。
本気で探しに来たのに、どこか笑ってしまうような珍道中。
高山ラーメンを楽しむ場面など、クスッとできる息抜きのシーンもこの曲の魅力です。
シリアスな場面が続く中で、一瞬肩の力を抜けるような柔らかな雰囲気が漂う、印象深い楽曲となっています。

◾️消えた町

『消えた町』は、瀧が糸守へ向かい、彗星落下によって村が消えた事実を知るシーンで流れる楽曲です。
これまでの入れ替わりが本当にあったのか、自分の記憶すら疑い始める瀧の複雑な感情が音から伝わってきます。
目の前に広がる信じがたい景色、そして大切な人の存在すらも曖昧になっていく――その切なさや無力感を、美しくも悲しげな旋律が表現しています。
物語の核心に触れる、静かで衝撃的な一曲です。

◾️作戦会議

『作戦会議』は、瀧が三葉の体に入り、糸守の住民を守るために仲間と作戦を練る場面で流れる楽曲です。
迫る隕石の危機に対して、必死に考えを巡らせる三人の焦りや緊張感が、この疾走感あるサウンドから伝わってきます。
観客もまるで作戦会議に参加しているかのような臨場感があり、劇場でも息を呑むような雰囲気に包まれていました。
次々と展開していく物語のスピード感を後押しする、緊迫感に満ちた一曲です。

◾️町長説得

『町長説得』は、瀧が三葉の父親である町長に、住民避難の必要性を訴えかけるシーンで流れる楽曲です。
三葉の姿をしているものの、語りかけるのは瀧の強い想い。
父親として、町長としての立場に揺れる彼の前で、瀧は必死に言葉を重ねます。
静かで哀しみを含んだ旋律が、瀧の焦燥感や決意をより強調。
瀧と三葉の想いが重なり合う印象的なシーンを彩る、胸に響く楽曲です。

◾️記憶を呼び起こす瀧

三葉との入れ替わりが途絶え、記憶も徐々に薄れていく中、それでも三葉を探し続ける瀧の姿が描かれるシーンで流れる曲です。
手がかりはわずかな記憶と自分で描いた糸守の風景だけ。
思い出そうとすればするほど不安に襲われ、それでも確かめずにはいられない――。
静かながらも切実な音色が、瀧の葛藤と強い想いを映し出しています。
「絶対に会いたい」という気持ちが胸に迫る一曲です。

◾️御神体へ再び

『御神体へ再び』は、瀧が御神体を目指して山へ向かう場面で流れる曲です。
雨が降りしきる中、それでも突き動かされるように山を登っていく瀧の姿。
イントロのピアノが不安と希望を同時に表現していて、静けさの中に強い決意が感じられます。
そして御神体に辿り着いた瞬間、わずかに差し込む光のように音が明るさを帯び、神秘的な空気に包まれていきます。
瀧の祈りが音に込められた、感動的な楽曲です。

◾️秋祭り

『秋祭り』は、三葉の揺れる心を映し出す切ない楽曲です。
瀧と奥寺先輩のデートを自分でセッティングしたのに、なぜか涙が溢れてしまう。
理由のわからない悲しみと、自分でも整理できない感情に戸惑う三葉。
髪を切ることで気持ちを変えようとする姿も印象的です。
やがて秋祭りの夜、静かなピアノの旋律が広がり、彗星が空を横切る――。
淡く美しい音色が、胸の奥を優しく締め付ける名場面を彩ります。

◾️かたわれ時

『かたわれ時』は、瀧と三葉が時空を超えてようやく出会う、美しくも切ないシーンで流れる楽曲です。
2人が互いを忘れないようにと名前を書き合おうとする場面。
しかしその瞬間、三葉は“かたわれ時”とともに消えてしまう。
「大丈夫、名前は覚えてる」――。
その言葉とともに響くピアノの旋律が胸に刺さります。
言葉にできない想いが音楽に重なり、この作品の中でも屈指の感動シーンを作り上げています。

◾️なんでもないや (movie edit.)

映画のラストを飾る名曲『なんでもないや』。
偶然すれ違った瀧と三葉が互いに気づき、走り出す場面で流れる曲です。
二人がもう一度出会えることを映画館のお客さんの多くが願ったのではないでしょうか。
電車から降り、階段を駆け上がり、お互いの姿を必死に探す姿に胸が震えます。
アカペラで始まる野田洋次郎さんの声が一気に感情を引き寄せ、サビで感動は最高潮へ。
美しい余韻とともに物語を締めくくる、圧倒的な一曲です。

上白石萌音さんが歌唱するバージョンも公開されています。

◾️スパークル

『スパークル』は、物語が大きく動き出すクライマックスで流れる重要な楽曲です。
三葉がテッシーやさやちんとともに町を救うため奔走し、空にはすい星が割れて落ちていく。
幻想的な映像とともに、運命を変えようとする強い願いがこの曲に込められています。
「お願い、名前を思い出して」と誰もが願ったシーン。
壮大で美しく、切ない――そんな複雑な感情が一体となり、胸に響き渡る名場面です。

◾️デート

『デート』は、瀧が憧れの奥寺先輩とついに出かけるシーンで流れる楽曲です。
やっと叶ったはずの初デートなのに、どこか心が晴れない――そんな瀧の心情がそのまま音に表れています。
奥寺先輩も瀧の様子に気づき、少し気まずい空気が流れる場面。
穏やかながらも少し切なさを感じさせるピアノの旋律が印象的で、恋愛の甘酸っぱさや迷いを美しく表現しています。
なんでもない日常の中にある葛藤が胸に残る一曲です。

◾️デート2

『デート2』は、時間が経ち大人になった瀧と奥寺先輩が再会するシーンで使われています。
就活もうまくいかない中、再び会った先輩の薬指には指輪が。
恋愛も人生も進んでいく彼女に対し、どこか取り残されたような感情が漂います。
切ないピアノの音色にさりげなく混じる不協和音が、瀧の複雑な心境を物語っています。
大人になった彼の成長と未完成な部分が絶妙に重なり合う、美しくもほろ苦い楽曲です。

まとめ

『君の名は。』の魅力は、美しい映像や音楽だけでなく、登場人物たちの繊細な心の動きや、壮大で切ない物語にあります。
RADWIMPSが手がけた音楽は、その一つひとつのシーンに寄り添い、物語をより深く印象付けてくれました。
改めて音楽とともに映画を振り返ることで、あの感動が再びよみがえってきます。

まだ観ていない方も、もう一度観たい方も、ぜひこの機会に『君の名は。』の世界に浸ってみてください。

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