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ベース初心者向けの曲。練習にオススメの15曲を解説

ベース初心者にとって、演奏しやすい曲を選ぶことは上達への近道です。「指の動きが難しそう」「リズムを安定させるのが大変」と感じる方もいるかもしれませんが、シンプルなフレーズや繰り返しパターンを持つ曲なら、楽しみながら練習できます。

この記事では、初心者でも挑戦しやすく、基礎力を伸ばせるベースの練習曲15曲を厳選し、それぞれのポイントや練習のコツと合わせて紹介します。
・ベース演奏をこれから始めたい初心者の人
・簡単な曲で練習しながら上達したい人
・邦楽や洋楽問わず、弾きやすいベース曲を知りたい人


saku
Webディレクター
日本最大手の音楽メディア編集者 | 5年間ディレクションやライターを担当。アーティストインタビューやライブレポート、特集記事の企画・編集を手がけ、数多くの音楽情報を届けてきた実績を持つ。
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複数サイトを運営するディレクター


KCO
楽器店勤務のベーシスト。
日頃から演奏して新しい機材に興味津々な毎日です。ベース以外にもピアノやフルートも。楽器以外にもカメラを持って一人旅も楽しんでいます。
ベース初心者向けの練習のポイント


◾️ルート音をしっかり押さえる
ベース初心者が最初に覚えるべきは、コードの土台となるルート音です。ルート音は曲の安定感を支える役割があり、これを確実に弾けることが演奏全体のまとまりにつながります。まずはメジャーコードやマイナーコードのルートを指板で探し、どの位置にあるかを覚えましょう。テンポを落としてルート音だけを弾く練習を繰り返すと、自然と指板の理解が深まり、曲の中で迷わず弾けるようになります。
◾️リズム感を体で覚える
ベースはリズムの要でもあるため、正確なリズム感を身につけることが欠かせません。メトロノームを使い、四分音符や八分音符を刻む練習を繰り返すことで、安定したビートを出せるようになります。最初はシンプルに1拍ごとに音を鳴らし、慣れてきたら「裏拍」を意識して弾くとリズムの幅が広がります。バンド演奏ではドラムと息を合わせる意識も重要で、録音を聴きながら一緒に練習するのも効果的です。
◾️指使いとフォームを整える
初心者のうちは、正しいフォームを意識することが上達への近道です。左手は無理なく指を広げ、1フレットに1本の指を置くイメージで押さえると、スムーズな運指ができます。右手は人差し指と中指を交互に使う「ツーフィンガー奏法」が基本ですが、練習の際に「レイキング」も取り入れると効率的です。レイキングとは、右手の指が弾いた後に自然に隣の弦に触れて次の音へつなげる奏法で、無駄な動きを減らしてスピードや安定感を高められます。最初からフォームとレイキングを意識しておくと、難しいフレーズにも対応しやすくなります。



私も1番初めにレイキングをしっかり身につけるように言われてフォームが整ったので、初心者の方の練習の際は意識してみてくださいね。
ベース初心者向けの曲。練習にオススメの15曲を解説
◾️インフェルノ / Mrs. GREEN APPLE
アニメ『炎炎ノ消防隊』のオープニングとして人気を博した「インフェルノ」は、疾走感あふれるロックナンバーです。
ベースラインはルート音を中心としながらも、所々に動きがあり、初心者にとってリズム感を鍛える良い練習曲になります。
テンポは速めですが、フレーズはシンプルなので焦らず少しずつ慣れていけば問題ありません。
8分音符を正確に刻むことを意識すると、曲の勢いをしっかりと支えることができます。
アップテンポの曲を演奏する達成感は大きく、練習のモチベーションも高まるでしょう。
バンドで合わせると迫力が増し、聴き手を一気に引き込むことができます。
初心者にとって挑戦しがいのある一曲です。
◾️Don’t say “lazy” / 放課後ティータイム
アニメ『けいおん!』のエンディング曲として知られる「Don’t say “lazy”」は、ベース初心者にぜひ挑戦してほしい定番曲です。
フレーズの中心はルート音で構成され、指の移動も少なくシンプルなので、基礎練習として非常に適しています。
テンポも中速で、焦らず落ち着いて弾けるのが魅力です。
ピックで歯切れよく弾けば曲全体の勢いを支えることができ、リズムの安定感を磨く良い練習にもなります。
バンド演奏で合わせるとサウンドが一気に華やかになり、ベースの重要性を早い段階で体感できるでしょう。
初心者にとって演奏の達成感を味わいやすい一曲ですよ。
◾️拝啓、少年よ / Hump Back
Hump Backの代表曲「拝啓、少年よ」は、シンプルながらもエネルギッシュなベースラインが特徴の楽曲です。
フレーズはルート音中心で難易度が高すぎず、初心者でも取り組みやすい構成になっています。
特に8ビートの刻みが多く、リズムを一定に保つ練習に最適です。
スピード感のあるテンポですが、慣れてくれば疾走感を支える爽快なプレイを楽しめます。
ギターとドラムに寄り添いながら、曲全体を押し上げるベースの役割を実感できるのも大きな魅力です。
ライブ感あふれる曲調なので、仲間と合わせると一層盛り上がり、バンド演奏の楽しさを強く感じられるでしょう。
練習のモチベーションを高めてくれる一曲です。
◾️シャングリラ / チャットモンチー
チャットモンチーの代表曲「シャングリラ」は、跳ねるようなリズムとキャッチーなメロディが印象的なナンバーです。
ベースラインはルート音を基本としながらも、所々で動きが加わるため、単調にならず楽しく練習できます。
テンポも速すぎず、初心者が指の移動やリズム感を身につける練習にちょうど良い難易度です。
特に、8分音符をしっかり刻むことで曲のノリが生まれ、アンサンブル全体を引き締める役割を担えるでしょう。
ポップで親しみやすい曲調なので、聴き手も楽しませながら演奏できます。
シンプルさと遊び心のバランスが取れたベースラインは、初心者がステップアップするうえでぴったりの課題曲といえます。
◾️小さな恋のうた / MONGOL800
MONGOL800の名曲「小さな恋のうた」は、ベース初心者が必ず押さえておきたい練習曲のひとつです。
シンプルなルート弾きが中心で、基本的な運指を繰り返すことができるため、フォームの安定やリズム感の習得に最適です。
テンポはやや速めですが、一定のビートを刻むことで曲全体をしっかり支える感覚をつかめます。
歌メロディが際立つ楽曲だからこそ、ベースは裏で安定感を出す重要な役割を担っており、アンサンブルの土台を実感できるでしょう。
バンドで合わせると一体感が生まれ、シンプルながらも大きな達成感を得られます。
世代を問わず愛される曲なので、演奏の場でも盛り上がること間違いなしです。
◾️第ゼロ感 / 10-FEET
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の主題歌として話題になった「第ゼロ感」は、力強いビートと疾走感が魅力の楽曲です。
ベースラインはシンプルなルート弾きを中心に構成されており、テンポの速さに慣れることが練習のポイントです。
一定のリズムを正確に刻むことができれば、楽曲全体の迫力をしっかり支えることができます。
ピックを使ってアタック感を出すとより曲の勢いを感じられるでしょう。
ライブ感あふれるナンバーなので、仲間と合わせて演奏すると一体感が生まれ、演奏の楽しさを実感できます。
スピード感のある曲に挑戦することで、集中力やリズムキープ力を鍛えられるため、初心者が次のステップへ進む良い練習曲です。
◾️新宝島 / サカナクション
サカナクションの「新宝島」は、独特のダンサブルなリズムが特徴的な人気曲です。
ベースラインはルート弾きを軸にしながらも繰り返しのフレーズが多く、初心者でも挑戦しやすい構成になっています。
一定のテンポをキープすることが大切で、リズムマシンのように正確に刻む練習ができます。
音数が少ない分、音の長さや強弱を意識することで曲全体のグルーヴ感が大きく変わるのも面白いポイントです。
シンプルだからこそ、丁寧に弾くことで「ベースがバンドを支えている」感覚を得られるでしょう。
ダンスチューンらしい高揚感があり、演奏すると自然に体が動き出すような一曲です。
練習と同時に楽しさも味わえるオススメ曲です。
◾️本能 / 椎名林檎
椎名林檎さんの代表曲「本能」は、独特の緊張感と色気をまとったサウンドが魅力です。
ベースラインは比較的シンプルですが、リズムの取り方や音のニュアンスで大きく印象が変わるため、表現力を養う練習に適しています。
ルート音を中心としたフレーズを繰り返す構成なので、初心者でも取り組みやすい一方で、音の伸ばし方や切り方に注意することがポイントです。
特にボーカルの個性的な表現に寄り添いながら、曲全体を支えることを意識するとアンサンブル力が磨かれます。
スローテンポの曲ではないため、適度なテンポ感の中で正確に弾く練習にもなります。
シンプルさと奥深さが共存する、成長につながる一曲です。
◾️Wherever You Are / ONE OK ROCK
ONE OK ROCKのバラード曲「Wherever You Are」は、感情豊かなメロディと壮大なサウンドが特徴です。
ベースラインは基本的にルート音中心で難しくなく、初心者でも安心して取り組めます。
テンポがゆったりしているため、焦らず落ち着いて弾けるのが魅力です。
ただ音を並べるだけでなく、音の長さやタイミングを大切にすることで、楽曲のスケール感や感情表現をより引き立てられるでしょう。
シンプルなフレーズでも、バンド全体の演奏を支えるベースの存在感を感じられるため、表現力を磨く練習にもなります。
大切な人へ思いを込めて演奏すれば、音楽を通して気持ちを伝える喜びを味わえる曲です。
◾️GIVE ME FIVE! / AKB48
AKB48の「GIVE ME FIVE!」は、メンバー自身が楽器を演奏したことでも話題になったバンド曲です。
ベースラインは非常にシンプルで、ほとんどがルート弾きを基本に構成されているため、初心者でもすぐに演奏に取りかかれます。
テンポは軽快ですが難易度は高くなく、正確なリズムキープを意識する練習にぴったりです。
明るく前向きな曲調なので、楽しく演奏できるのも魅力です。
バンドで合わせるとポップなサウンドが際立ち、観客を盛り上げる効果も抜群です。
基礎を学びながら仲間と演奏する喜びを味わえる一曲として、初心者にとてもおすすめできます。
◾️Smells Like Teen Spirit / Nirvana
Nirvanaの代表曲「Smells Like Teen Spirit」は、グランジを象徴するエネルギッシュなサウンドが魅力です。
ベースラインはシンプルで、ギターリフとユニゾンするフレーズが中心になっています。
そのため初心者でも構造を覚えやすく、反復練習によって無理なく演奏可能です。
リズムは力強く、音を正確に刻むことで曲全体の厚みを支える役割を担えます。
特に8ビートを安定させる練習に適しており、シンプルながらバンド全体を動かすグルーヴを体感できるでしょう。
世界的に有名な曲なので、演奏すれば誰もが盛り上がれるのも嬉しいポイントです。
初心者がバンド感を味わう最初の一曲としておすすめです。
◾️Stand By Me / Ben E. King
Ben E. Kingの名曲「Stand By Me」は、ベース初心者にとって最適な練習曲のひとつです。
印象的なベースラインが曲全体をリードしており、ルート音を中心としたシンプルなフレーズが繰り返されます。
テンポがゆったりしているため焦らず練習でき、音の長さやリズムの正確さを意識する良い練習になります。
難しい運指がなく、耳で覚えやすいのも大きな特徴です。
ベースが曲の雰囲気を決定づける存在であることを実感できるため、初心者にとって自信につながるでしょう。
シンプルながら奥深いグルーヴを体感でき、演奏を重ねるほどにベースの楽しさを理解できる一曲です。
◾️Smoke on the Water / Deep Purple
Deep Purpleの「Smoke on the Water」は、ハードロックを代表する名曲で、世界的に有名なリフが印象的です。
ベースはギターリフと同じ動きをする場面が多いため、初心者でも覚えやすく、シンプルに演奏できます。
テンポも中速で、音数が少ないため落ち着いて練習できるのがポイントです。
ルート音を正確に刻み、リフと息を合わせることで、バンド全体のサウンドに迫力が加わります。
世界中のベーシストが最初に弾いた経験を持つ定番曲なので、挑戦しやすく達成感を得やすいのも魅力です。
シンプルな構成ながらロックの醍醐味を体感できるため、初心者がバンド演奏を楽しむ入口として理想的な曲です。
◾️The Chicken / Jaco Pastorius
ジャコ・パストリアスの代表的な演奏曲「The Chicken」は、ファンクの要素が強く、ベースが主役級に活躍するナンバーです。
難易度は高めですが、ルートを意識したシンプルなアレンジに取り組めば、初心者でもグルーヴを体験できます。
リズムを正確に刻むことが最も重要で、音の強弱やタイミングを意識することで、シンプルなフレーズでも曲の雰囲気が変わるのを実感できるでしょう。
スラップやゴーストノートなど発展的な奏法が多用されますが、まずは基本のラインを押さえて演奏するだけでも十分楽しめます。
少し背伸びをすることで練習意欲を刺激してくれる一曲です。
ファンクの魅力を味わえる課題曲として挑戦してみてください。
◾️Welcome To The Jungle / Guns N’ Roses
Guns N’ Rosesの代表曲「Welcome To The Jungle」は、荒々しいエネルギーと独特のグルーヴが魅力のハードロックナンバーです。
ベースラインはシンプルなルート弾きを基本にしながら、リズムに緩急をつけることで曲の迫力を支えています。
テンポは速めですが、繰り返しのフレーズが多く初心者でも構造を覚えやすいのが特徴です。
大切なのは正確なリズムキープと音の切れ際を意識すること。
ギターとドラムの強烈な演奏に負けず、しっかり土台を支える感覚をつかむ練習になります。
世界的に知名度の高い曲なので、演奏すれば大きな達成感を味わえるでしょう。
ロックらしい迫力を体感できるおすすめの一曲です。
まとめ
ベース初心者向けの曲は、弾きやすさと練習効果を兼ね備えていることが重要です。反復フレーズや簡単なリズムを中心に練習することで、手の動きや耳の感覚を無理なく鍛えられます。今回紹介した15曲は、楽しみながら基礎力を伸ばせるラインナップです。自分のペースで練習を重ね、徐々に演奏スキルを高めていくことを意識して取り組んでみてください。
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