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ギターの弾き語り初心者必見!練習方法やおすすめ曲を解説

ギターの弾き語りを始めてみたいけれど、「何から練習すればいいの?」「コードって難しそう…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。実は、基本のコードを数個覚えるだけでも、人気の曲を弾き語れるようになるんです。最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、シンプルなコード進行とリズムから練習を始めれば、少しずつ自信がついてきます。

この記事では、初心者におすすめの練習方法と、すぐに楽しめる定番ソングをコード表付きでわかりやすく解説します。
・ギター弾き語り初心者向けの基本的な練習方法
・弾き語りにぴったりなおすすめ曲
・弾き語り初心者のよくある質問と回答


弾き語りの練習に必要なアイテム
ギター弾き語りの練習を始めるには、ギター本体だけではなく、練習をスムーズに進めるためのアイテムがいくつかあります。アコースティックギターの場合は、アイテムを用意しなくても練習することはできますが、持っていると上達のスピードや快適さがまったく違ってきます。



この章では、初心者が用意しておくと安心なグッズを紹介します。
◾️ピック


ピックは、ギターの弦を弾くときに使う三角形の小さな道具です。指で弾くよりも音の粒がそろいやすく、リズムが安定しやすくなります。ピックには厚さや硬さ、形の違いがあり、初心者には「薄め~中くらいの硬さ(ソフト~ミディアム)」が扱いやすいです。ストローク中心の弾き語りでは、柔らかめのピックが腕や手首の動きと合いやすく、テンポをとりやすくなります。また、滑りにくい素材や凹凸のあるデザインを選ぶと、演奏中に落としにくく安心です。数種類を試して、自分の手や演奏スタイルに合うものを見つけるのがおすすめです。
◾️チューナー


ギターの音程がズレていると、どれだけ練習しても気持ちのよい演奏にはなりません。そこで必要になるのがチューナーです。クリップ型チューナーは、ギターのヘッドに取り付けるだけで、周囲の音に左右されずにチューニングできる便利な道具です。ただし、機材にお金をかけたくない初心者には、スマートフォン用の無料チューニングアプリもおすすめ。音をマイクで拾って音程を教えてくれるタイプで、手軽に始めたい人にはぴったりです。アプリでチューニングを始め、必要に応じて専用チューナーに移行する方法もあります。正しい音で練習することが、弾き語り上達の第一歩になります。
◾️カポタスト


カポタスト(カポ)は、ギターのネックに挟むことで、演奏するキー(音の高さ)を変えられるアイテムです。特に弾き語りでは、歌いやすい音域に合わせてキーを調整するのに役立ちます。たとえば原曲のコードが難しい場合でも、カポを使えば押さえやすいコードに変換して演奏できるため、初心者にとっては負担を減らしてくれる頼もしい道具です。装着も簡単で、軽くはさむだけで準備完了。形や留め具のタイプはさまざまですが、最初は手軽に取り外しできるクリップ型のカポが使いやすくおすすめです。


【その他の必要なものリスト】
・ギターストラップ
・替えのギター弦
・クロス
・ギターケース
・譜面台
・メトロノーム
覚えておきたい基本コード


ギターの弾き語りでは、コードを押さえることが演奏の基本になります。特に初心者がまず覚えるべきなのは、よく使われるメジャーコードとマイナーコードの押さえ方です。この章では、コード表の読み方から実際のコードの形、そして役立つコード表の使い方まで、順を追って紹介します。



無料でダウンロードできるギターのコード表も用意してあるので、ぜひ練習の際に使ってみてくださいね。
◾️コード表の見方


ギターコードは、図や記号で表されることが多く、「コード表」としてまとめられています。縦線が弦、横線がフレット(指板の区切り)を表しており、●の位置に指を置くことでコードを押さえます。コード表には、使う指番号(1=人差し指、2=中指など)も書かれていることが多いです。コード表の見方を理解すれば、たくさんのコードを覚える手がかりになり、自分で新しい曲にも挑戦できるようになります。
◾️C、G、Fなどのメジャーコード


メジャーコードは、明るくポジティブな響きを持つコードで、ポップスやロックの曲に頻繁に登場します。特にC、G、F、Dなどは、初心者が最初に練習することが多いコードです。Fコードは少し難易度が高く、最初は音がきれいに出ないこともありますが、練習を続けることで必ず押さえられるようになります。はじめはCやGなど押さえやすいコードを中心に、ゆっくりと手になじませるのがポイントです。
◾️Em、Amなどのマイナーコード


マイナーコードは、少し切なさや落ち着いた雰囲気を持つコードで、バラードや感情を込めた歌に欠かせません。中でもEm(イーマイナー)やAm(エーマイナー)は、指を少しだけ動かすだけで簡単に押さえられるため、初心者も押さえやすいです。メジャーコードと組み合わせることで、より豊かな表現が可能になります。まずは簡単なマイナーコードを覚えて、曲の幅を広げていきましょう。
ストロークの練習方法


弾き語りをするうえで欠かせないのが、右手の動き=ストロークです。どんなにコードが押さえられても、リズムがバラバラではうまく聞こえません。この章では、ストロークの基本的なやり方と、安定したリズム感を身につけるための練習方法をご紹介します。
◾️ダウンストローク
まずは基本中の基本、ダウンストロークから。ピックを使って、6弦から1弦まで下方向に弾く動作です。大切なのは、力を入れすぎずリラックスした状態で弾くこと。すべての弦に均等にピックが当たるように、最初はゆっくり動かして感覚をつかみましょう。最初のうちは「ジャーン」としっかり音を出す練習がおすすめです。
◾️アップストローク
次に、ダウンストロークと対になるアップストローク。1弦から6弦へ、下から上にピックを動かします。こちらも無理にすべての弦を鳴らそうとせず、まずは感触をつかむことが大切です。手首を柔らかく使い、スナップを意識して弾くと、軽やかなリズムが出せるようになります。
◾️メトロノームを使ったリズム練習
リズムが安定していないと、どれだけコードやストロークが正しくても上達しません。そこで活躍するのがメトロノームです。スマホの無料アプリなどでも簡単に使えます。最初はテンポを60〜70くらいに設定し、「ダウン・アップ・ダウン・アップ」と、一定のテンポでストロークする練習を繰り返しましょう。タイミングがずれずに弾けるようになれば、弾き語りがグッと聴きやすくなります。


ギターの弾き語りが上手くなる3つのポイント


コードやストロークがある程度できるようになったら、実際に1曲を通して弾く練習にチャレンジしましょう。途中で止まってしまうこともあるかもしれませんが、続けることで演奏力と自信がついていきます。



この章では、弾き語りをより楽しく、上達へと導いてくれる3つのコツをご紹介します。
◾️最初から最後まで曲を演奏する


練習中はうまくいかないところで止まったり、同じ部分を繰り返しがちです。もちろんパートごとに分けて練習することも大切ですが、実際に人前で演奏する場面を想像してみてください。途中で手が止まってしまうより、たとえ多少のミスがあっても、曲を最後まで弾ききるほうが印象は良くなります。まずは一度、止まらずに弾くことを目標にしてみましょう。演奏の流れや曲の構成を体で覚えることができ、全体を通してのバランス感覚も養えます。少しテンポを落として練習すると、落ち着いて演奏できるのでおすすめです。
◾️難しいコードを簡単ものに置きかえる
FやBのようなバレーコードは初心者にとって大きな壁です。でも、弾けないコードが出てきたからといって、その曲をあきらめる必要はありません。コードの中には、押さえ方がシンプルな“代用コード”があることをご存じですか?たとえばFなら、1弦を省略した簡易Fコードに置きかえることで、無理なく演奏できるようになります。完璧に弾けることよりも、「まずは気持ちよく1曲弾けること」を優先してみましょう。演奏を続ける中で、徐々に難しいコードにも挑戦していけます。
◾️弾き語り動画を見て練習する


自分ひとりで練習していると、どこが間違っているのか分かりづらいことがあります。そんなときに役立つのが、経験者の弾き語り動画です。YouTubeなどでは、初心者向けにゆっくり演奏してくれるチュートリアル動画や、実際にプロや上級者が演奏している映像が数多く公開されています。手元の動きやコードチェンジのタイミング、ストロークの強弱などを目で見て学ぶことで、自分の演奏にも自然と変化が出てきます。お気に入りの曲の動画を参考にして、楽しみながら練習を続けてみましょう。
弾き語り初心者におすすめの練習曲
◾️晩餐歌 / tuki.
TikTokに投稿された動画がヒットしたことで注目を集めたtuki.の『晩餐歌』は、淡々としたコード進行にのせて、切ない恋心の揺れを静かに描いています。
コードの移り変わりがゆるやかで扱いやすく、リズムも比較的安定しているため、初心者が練習しやすい構成です。
語り掛けるような歌唱のなかに、どうしようもない気持ちや葛藤がにじみ、言葉の重みがじわりと伝わってきます。
難しいテクニックを使わずに、しっかりと感情を込めることができるため、練習の中で表現力も養われるでしょう。
ストロークやアルペジオも練習でき、弾き語りの第一歩として心を込めて向き合いたくなる一曲です。
全体を通して落ち着いたテンポなので、コードチェンジの練習に取り組みやすい一曲です。
Aメロではアルペジオを取り入れると、淡々とした空気感が丁寧に表現できます。
Bメロやサビに入るにつれて感情が高まる構成のため、ストロークを徐々に強めていくと、自然な流れで盛り上がりを演出できるでしょう。
◾️怪獣の花唄
Vaundyの代表曲の一つともいえる『怪獣の花唄』は、勢いのあるテンポと浮遊感のあるギターサウンドが印象的な一曲です。
子供時代を過ごしたころのノスタルジックな情景が広がる言葉の数々が、自然と前を向かせてくれる構成となっており、演奏する側にもエネルギーを与えてくれます。
テンポはやや速めですが、繰り返し練習すれば指の動きも慣れてきて、演奏に乗れるようになるでしょう。
コード進行も比較的覚えやすく、初心者のチャレンジ精神を後押ししてくれます。
AメロからBメロ、サビへと少しずつ上がるテンションをしっかり表現することで、音に厚みを出すのがポイント。
ギター一本で映える仕上がりが期待できる、弾き語りにおすすめの楽曲です。
リズムの切れや跳ねるようなノリが特徴的で、ストロークの強弱とリズム感を意識することが大切です。
Aメロでは抑えたコードとやや小さめの音量で始め、曲が進むごとにストロークに勢いをつけていくと、原曲のグルーヴ感を再現しやすくなります。間奏やブレイク部分はテンポを崩さずに、リズムをキープするよう心がけてみてください。
◾️マリーゴールド / あいみょん
あいみょんさんの『マリーゴールド』は、温かく包み込むようなメロディーと柔らかなギターの響きが心地よい楽曲です。
親しみやすいコード進行とゆるやかなテンポが特徴で、弾き語りの第一歩として安心して取り組めます。
日々の中でふと抱く感情を丁寧に綴っており、ノスタルジックナ風景が思い浮かぶのも魅力のひとつでしょう。
どの部分を切り取っても風景が浮かぶような描写が印象的で、自然と演奏に感情がこもります。
曲全体の構成もわかりやすく、ギター初心者にとって覚えやすい構造です。
歌いながら演奏することで、歌詞の世界に入り込みやすい楽曲です。
ゆったりとしたテンポでコード進行も比較的シンプルなため、弾き語りの基礎練習にぴったりです。
イントロやAメロではアルペジオを使い、言葉のひとつひとつが際立つように演奏すると曲の雰囲気が引き立ちます。サビではストロークを少し大きくして、感情の広がりを丁寧に表現してみましょう。


◾️空も飛べるはず / スピッツ
スピッツの『空も飛べるはず』は、柔らかな語り口と穏やかなギターサウンドが心を和ませる名曲です。
どこまでも広がっていくような音の流れと、純粋な想いを映し出した言葉が組み合わさり、弾いているうちに自然と気持ちが落ち着いてきます。
コードの難易度も高すぎず、初心者にとって挑戦しやすい構成となっているため、弾き語りの導入としてもおすすめできます。
テンポが穏やかで、指の動きを確認しながら演奏できることも大きなメリットです。
心の奥に触れるような歌の世界を、自分の声とギターで表現する楽しみを味わうことができるでしょう。
コードの押さえ方がわかりやすく、初心者が弾きやすい構成です。Aメロでは、静かな演奏で柔らかく始めると、歌声とのハーモニーが生まれます。Bメロ以降にかけてはストロークを使い、徐々に音に厚みを加えることで、心情の変化を表現できるようになります。曲のラストに向けて一定のリズムを意識すると、より完成度が高まるでしょう。
◾️丸の内サディスティック / 椎名林檎
椎名林檎の『丸の内サディスティック』は、ジャズのような雰囲気と都会的な空気が混ざり合う洗練された一曲です。
テンポやリズムに独自のグルーヴがあり、演奏しているうちに音に身を委ねる感覚を覚えます。
言葉遊びのセンスが光るフレーズが多く、感情というより場面や空気を表現することに重点を置いたスタイルが魅力でしょう。
コード進行にはやや工夫が必要ですが、その分得られる達成感も大きく、弾き語りの楽しさを存分に味わえます。
平成時代を代表する一曲としての存在感もあり、ギター1本でもしっかりと印象に残る演奏ができる楽曲です。
テンポは一定ですが、コードチェンジが頻繁に出てくるため、左手の運指の練習に適しています。
Aメロでは少しリズムを抑え、コードをしっかり響かせるよう意識すると雰囲気が出やすくなります。
ストロークにリズムのゆれを加えると、ジャズ的な浮遊感や都会的なムードがより際立ちます。
抑揚をつけた弾き語りを目指してみてください。


弾き語りの練習に関するQ&A
弾き語りの練習を始めると、コードが覚えられない、リズムがうまくとれないなど、さまざまな悩みにぶつかることがあります。ここでは、初心者がよく感じる疑問やつまずきやすいポイントに対して、わかりやすく答えていきます。



ギターの練習を続ける上でのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
- コードが覚えられない場合はどうすればいい?
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コードは一気に覚えようとすると混乱しやすく、結果的にどれも中途半端になることがあります。まずはC、G、Am、Emなど、よく使われる基本コードを5~6個に絞って、形を体に覚えさせるのがコツです。何度も繰り返し練習することで、目で見なくても自然と指が動くようになります。また、コード表を机の前やスマートフォンの待受にして、少しでも多く目にする工夫をすると、覚えるスピードが早くなります。一度に完璧を目指さず、少しずつ積み重ねていきましょう。
- リズムがつかめないけど改善方法が分からない
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リズム感は、最初はなかなかうまくいかないものです。頭の中で数えていても、コードチェンジのタイミングとずれてしまうことも多くあります。そんなときは、メトロノームアプリを使って「1、2、3、4」と声に出しながら弾く練習をしてみましょう。ストロークのパターンも、難しいものから入らず、ダウンストロークだけでリズムをとる方法から始めると安心です。手拍子や足踏みでリズムを体に入れるのもおすすめ。慣れてくると、自然とテンポに合わせられるようになります。
- ギターの弦をうまく押さえられない
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コードを押さえるときに指が痛かったり、音が鳴らなかったりすると、誰でもストレスを感じます。原因として多いのが、指の角度が寝てしまっていたり、他の指が隣の弦に触れてしまっているケースです。指の先端でしっかり押さえることを意識してみてください。また、ネックをにぎりしめすぎると指が動きにくくなるので、手の力を少し抜いて自然に構えることも大切です。どうしても押さえにくいコードは、簡単な形で代用する方法もあります。無理せず、少しずつ指の動きを慣らしていきましょう。
焦らずに毎日練習することが大切
ギターの弾き語りは、すぐに上達するものではありません。指がうまく動かなかったり、リズムが合わなかったりするのは誰もが通る道です。大切なのは、完璧を求めすぎず、少しずつでも続けていくこと。1日10分でもいいので、毎日ギターに触れる習慣を作りましょう。気づかないうちに指が動きやすくなり、音もきれいに鳴るようになっていきます。最初は簡単な曲から始めて、少しずつできることを増やしていけば大丈夫です。



焦らずに自分のペースで楽しく練習を続けることが、上達への一番の近道です。


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