■糸 / 中島みゆき
心が落ち込んでしまうことも、明日から前向きになるきっかけにもなる人間関係。そんな人とのつながりを描いた名曲といえば『糸』。幅広い世代から愛されるシンガーソングライターの中島みゆきさんが1998年にリリースしました。孤独や不安を抱えながらも、頑張って生きようとする人の背中を押すメッセージが込められています。誰かと関わることで、傷が癒えたり第三者の力になれるということに気づける温かい楽曲です。日本語の美しさを感じられる作品をじっくりと聴いてみてはいかがでしょうか。
■どんなときも / 槇原敬之
日本のポップスを語る上で欠かせないシンガーソングライターの槇原敬之さん。彼の代表曲の一つでもある『どんなときも』は1991年にリリースされており、時代をこえて愛される人生の応援歌です。学生時代のころから変わらない自分の性格も、大人になって変わったことも受け入れて前に進む人の姿が描かれています。何が合っても自分らしくいること、大切な人に思いを伝えるという素直な感情を歌ったメッセージが受け取れるでしょう。立ち止まりながらも生きていくすべての人びとに勇気を与える楽曲です。
■虚言症 / 椎名林檎
独自の世界観を持つ楽曲を数多く制作するシンガーソングライターの椎名林檎さん。彼女が2000年にリリースしたアルバム『勝訴ストリップ』に収録された『虚言症』は、生きることに疲れてしまった人の心に響くメッセージが込められた楽曲です。「どんなにつらいことがあっても、人生を諦めることはない」という温かい言葉とともに、美しくも力強いメロディーが響きます。誰もが悩み、立ち止まりながらも生きていることを伝えてくれる人生の応援歌です。疲れた心に優しく寄り添うサウンドに耳を傾けてみてくださいね。
■大丈夫 / 眉村ちあき
人生や恋愛にまつわるさまざまな楽曲を届けるシンガーソングライターの眉村ちあきさん。彼女が2019年にリリースしたアルバム『めじゃめじゃもんじゃ』に収録された『大丈夫』は、ただ生きていくことを肯定してくれる温かいメッセージが詰まった楽曲です。サビで何度も繰り返すフレーズが印象的で、彼女の優しくも力強い歌声が心に響くでしょう。壮大な展開をみせるサウンドにのせて、真っすぐな言葉が披露される人生の応援歌です。どうしようもなく落ち込んでしまった心の支えになる楽曲をぜひ聴いてみてください。
■ヤングアダルト / マカロニえんぴつ
若者が抱えるリアルな心情に寄り添う楽曲を届けるロックバンドのマカロニえんぴつ。彼らが2019年にリリースしたアルバム『season』に収録された『ヤングアダルト』は、大人になり始めた青年期のノスタルジックな感情を歌った楽曲です。恋愛や人生に疲れた若者の様子を表した歌詞と温かみのメロディーが展開します。リズミカルなバンド演奏にのせた、ボーカルのはっとりさんによるエモーショナルな歌唱も胸に響くナンバー。孤独や不安を抱える夜にこそ胸にじんわりと広がるメッセージを受け取ってみてはいかがでしょうか。
■ハイブリッドレインボウ / the pillows
国内のロックフェスを中心に幅広く活躍するロックバンドのthe pillows。彼らが1997年にリリースした『ハイブリッドレインボウ』は、切なくも力強い思いが込められた歌詞が胸に響く楽曲です。世界から取り残されたような気分がするシーンを描いており、誰もが明日を夢見て過ごしていることに気づかせてくれます。現実的な部分とファンタジーの要素が加わる、独自の世界観を持つ歌詞も魅力的な楽曲です。サビで展開する力強いロックサウンドとともに夜を過ごしてみてくださいね。
■可能性 / サンボマスター
人々の心に勇気や希望を与える楽曲を届けるロックバンドのサンボマスター。彼らが2015年にリリースした『可能性』は、諦めることも前を向く人の背中を押すメッセージが詰まった楽曲です。3ピースバンドならではの情熱的かつストレーツなバンド演奏にのせて、山口隆さんの熱い歌声が響きます。どんなに小さなカケラであっても、信じて努力することで目の前に広がる景色を身ごとに歌い上げるナンバーです。何もやる気がなくなってしまったり、もうダメだと諦めそうな場面で聴いてみてはいかがでしょうか。
■終わりに
やらなければならないことが山積みになったり、人間関係に悩んだりと考えることはたくさんありますよね。すべてがうまくいく訳ではないからこそ、大切な人の存在に気づくこともあるでしょう。優しく心に寄り添う歌、力強い演奏で元気をくれる歌など今の自分に合った音楽を聴くことが何かのきっかけになるかもしれません。誰にも相談できないような感情を抱えている時にこそ、心の支えになるメッセージを受け取ってみてくださいね。
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